日本旅行記 トロッコ列車

さていよいよ黒部峡谷鉄道。黒部峡谷と言えばトロッコ列車が有名ですが、最近のトロッコ列車は普通にボックスタイプの客車も付いています。

黒部峡谷鉄道(トロッコ列車)

昔私が乗ったのはこの後ろの座席と屋根があるタイプだったのですが、今回は客車タイプ。それほど混んでいなかったので、列車の中を右や左に移動しては絶景を満喫できたのでありました。

黒部峡谷鉄道

電車の中にあった駅案内と簡易マップ。これをチェックしながら絶景ポイントを探します。全長は約20km、宇奈月から終点欅平までは1時間20分程度。結構な急斜面ではありますが、それでも600mくらいまでしか上らないのが意外です。

黒部峡谷 山彦橋

新山彦橋から見える山彦橋。右側に吊り橋、その右に車が通っている道路が見えます。川の中にいる人達は何をしているんだろう。あと、どこから川面に降りられるの?

黒部峡谷鉄道 宇奈月ダム

宇奈月ダムのダム湖であるうなづき湖(ややこしい)。朝通ったやまびこ遊歩道からはここら辺まで来れるようになっていましたが、結構な距離。

黒部峡谷鉄道 新柳河原発電所

そのうなづき湖にあるこの建物。なんと発電所です。人はというか、建物は見かけによらないものですな。線路が建物の中に入っていってますから、電車で中に乗り付けられるんでしょうね。「湖上に浮かぶ城」をイメージして建設されたそうですが、うーん、城というか監獄のような(ごめんなさい)。多分、湖側から見たらきっとお城に見えるんだと思います。ラプンツェルあたりがいそうな雰囲気。建設は1993年。

宇奈月ダムは着工が1974年、完成2001年ですが、旧柳河原発電所はうなづき湖に水没してしまうために撤去され、新しく建設された水路式発電所なのだそうです。

このダムには宇奈月発電所がありまして、メインはそちらなのでしょう。黒部水系の発電所と言えば、黒四ダムからここまで、すべて関西電力です。はるばる関西までここから電気を運ぶのね…。黒部峡谷鉄道も関西電力の子会社でしたっけ。電気はあっちに行っても、地元に観光収入をもたらしてくれるし、利水・治水にも役立っているのだろうから、これこそwin-win的な関係なのかしら…。

2 thoughts on “日本旅行記 トロッコ列車

  1. よっちゃん

    確かにラプンツェル姫というよりバスチーユ監獄っぽい。銃眼が穿ってあるようにも見えますし。高度成長期の関西の深刻な電力不足を解消するために立案されたと(黒部ダム)聞いたことがあります、それで関西系なんでしょう。

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    1. Azuki Kusano (id: xiroro) Post author

      よっちゃんさん
      やっぱりバスチーユですよねぇ(うんうん)。
      黒部水系のダムを見るにつけ、関西電力って資金力豊富なんだなぁと思います。地元の北陸電力ではちょっと無理だったんじゃないかという気が。

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