Monthly Archives: August 2016

月末+大雨=大渋滞

グアテマラでは毎月末がお給料日になってるところがほとんどで(毎月15日と月末の2回払いも含む)、月末になると銀行振込あるいは小切手で渡される給料を現金化する人、現金化したお給料で借金を返済する人、買い物をする人でとりあえず普通に混み合うことになるのであります。

それに加えて今日は午後から大雨。雨季なので雨が降るのは不思議でも何でもないのですが、今日は降ってる時間も長ければ、激しさもまた普段以上。そんな雨が午後から夜にかけて降るわけですから、どう考えても帰宅時間の市内の渋滞は避けようがない。。。

てか、最近以前より混んでるんですけれどね、普通に。

とりあえず17時に仕事が終わったら、ダッシュで帰宅するしかありません。後はどのルートを取るか・・・ですが、結論から書きますと、グアテマラシティを抜けるのに1時間15分、そこから家の辺りまで15分。職場から自宅までの12キロを1時間半で走破したのでありました。とほほ。それでも私はマシな方で、事故渋滞や道路の冠水による通行不可なところもあり、夜の23時を過ぎても渋滞情報が流れています。皆がんばれ。

とにもかくにも、グアテマラシティの渋滞はものすごい。

今年の雨季は降雨量が少ないですが、たまに激しく降るとたちまち渋滞。確かに雨季にはこんな日が必ず何度かはあって、激しく渋滞するので、年中行事と言って言えなくはないのですが、やっぱり激しく消耗します。

道路の渋滞の列の脇で、ガソリンスタンドにも車の行列が出来ているのが何だかちょっと笑えるのではありますが。

そして気象庁は、例によって雨が降る前には一切のアラートなし。今回は降った後にもないところを見ると、低気圧やハリケーン由来のものではなく(カリブ海にタマゴがいるけれど)、普通の雨季の雷雨ということなのかな。雷あんまりなかったけれど。雨は普通以上に多かったけれど。そして出しているのは「火山活動に関する最新情報」あたりの通常営業はぬからないところがウチの気象庁らしいです。

というわけで、明日は雨が降るのか降らないのかは明日にならないとわからない。午前中は多分、朝霧のち晴れなんだろうけれど、問題は午後。今日まとめて降ったんだから、明日は午後も晴れてくれると嬉しいんですけれど。

 

 

 

巨星墜つ – フアン・ガブリエル

昨日、メキシコ人の歌手フアン・ガブリエルが亡くなったというニュースがラテンアメリカを駆け抜けました。66歳という年齢は、若いとは言えなくても、決してそんなに高齢というわけでもなく。突然のことにびっくりしたというのが正直なところです。

スペイン語圏にいる人なら、名前を知らなくてもどこかできっとフアンガことフアン・ガブリエルの歌を耳にしたことがあるはず。そしてあの特徴のある声は一度聞いたら忘れられないものでもあります。

作詞作曲もすれば、とても多くの歌手ともコラボレーション。ランチェラ、バラード、ポップスと何でも歌える多才な人でした。日本語を知っていたら、きっと演歌も歌いこなしただろうな。

多くの多くの歌があり、素敵な歌もまたたくさんあるのですが、その中から一曲選べと言われたらHasta que te conoccí(アスタ・ケ・テ・コノシ/君を知るまで)かな。というわけでビデオを探してみました。公式チャンネルがあったのでそれをペタリ。

ライブバージョンなので、ラジオなんかで流れるのとは異なりますが、この方の歌は是非生で聴いてみたかった・・・と今さらながら思います。後悔先に立たず。

実は今年、同名のテレノベラが作られているのですが、フアン・ガブリエルの生涯を取り上げたものなのだそうで、製作スタッフにはフアンガの名前もあるという。グアテマラで放映されているのかどうか知らないのですが(多分ケーブルテレビで放映されたのではないかと思うけれど)、この訃報でメキシコでは再放送されるそうです。

フアンガには他にもたくさんたくさん素敵な歌があるし、いろんな歌手がフアンガとコラボしたりフアンガの歌を歌ったりしています。是非他の歌も聞いて下さいませ。心に沁みるのですよね、彼の歌声は。

本屋さんにて

「ネトの沈黙」を買った本屋さんで見かけたもの。

books

写真に写っているのは3冊ですが、他にも並んでいました。小川洋子さんの本。

Perfume de hieloが「凍りついた香り」、El Museo del silencioが「沈黙博物館」と思われるのですが、La residencia de estudiantesは何だろう???

私が小川洋子さんの作品で呼んだことがあるのは「人質の朗読会」かな。スペイン語に訳されている作家さんの本と言えば、三島由紀夫とか村上春樹とかが定番な気はしますが、少しずつ他の作家さんの本も翻訳されているのを見かけるようになりました。他に誰がいたかは・・・覚えてないのですが。

小川洋子さんの本は平積みになっていて、ぱっと目を引くところにあったんですよね。日本の作家さんの本が読まれていくのは嬉しいことです。

もっとも、村上春樹さんとか小川洋子さんとか、実はほとんど読んだことがないので、ひょっとしてグアテマラ人の誰かに「この前小川洋子の本読んだんだよね」とか話をふられても全然会話ができなさそう。

今度読んでみようかな。あ、もちろん日本語でですが。

映画「ネトの沈黙」

昨日に続き映画の話ですが、今日はオールグアテマランな映画です。El Silencio de Neto(ネトの沈黙)は1994年の作品ですが、1954年のハコボ・アルベンス政権が倒された前後という時代を扱っています。

当時、サンダンス映画祭に出品されたりして話題になっていたので見たいな~と思っていたのですが、機会がありませんでした。ところが先日、某書店でDVDを販売しているのを見つけ、迷わず買ってしまったという次第。

前置きが長くなりました。主人公のネト(エルネストの愛称)は12歳くらいですかね?そろそろ思春期に差し掛かっている年齢の男の子。

映画は、ネトの叔父にあたるエルネストが亡くなったシーンから始まります。通夜の間にネトが祈っていると死んだはずのエルネストが登場し、「気球(熱気球の小さいバージョンで、紙製。下部に火をつけると熱で実際に飛ぶ)の作り方を教えてなかったから戻ってきた」と告げるのでした。

ここで時間は6ヶ月前に逆戻り。

エルネストは弟のマリオ、父エドゥアルドと母エレナ、叔母のクリスティ、祖母のメルセデス、それに3人の使用人ロサ、ニディア、ロドリゴ(ロサの息子であるらしい)と一緒に住んでいます。

クラスメートのヘルマン、アルベルトと共にアグア火山へ登る計画を立てていますが、同時に気になるのはアニーのこと。彼女とも仲良くなったそんな時期に、アルベンス政権打倒を画策するアメリカの攻勢が強まり、一家はアンティグアのエルネストの家にしばらく避難します。6月の夜、アルベンスが大統領を辞任するというラジオ放送が流れ、ネト一家はグアテマラシティに戻ります。

学校では先生が交代し、アメリカの州都を学ぶ授業が行われます。一方アニーの姿は不在。変化に不安を覚えたネトは授業を抜け出してアニーの家を訪れますが、既に一家の姿はなく、代わりにいた兵士に追い出されたのでした。

ネトら三人組は遂にアグア火山登山を実行します。バスで麓の町まで行くと、そこからは徒歩。喘息持ちのネトは途中でくじけそうになりますが、友人のお陰で登頂に成功。その夜は山頂付近で寝、翌朝の美しい朝日を見ることができたのでした。

そんな折、エルネストが病院に入院したが容態が思わしくないというニュースが入ります。退院した叔父を見舞うネトに、エルネストは荷物箱の中から気球を作るための紙を持っていけ、と伝えます。箱の中にネトは母親とエルネストが一緒に写っている写真を見つけ、二人が愛し合っていたことを知ります。常に「言いたいことははっきり口に出すべき」と言っていた叔父が、この時ばかりは沈黙するのでした。

ここで場面はエルネストの葬儀へと変わります。ネトはエルネストからもらった紙や説明書を元に、自分で気球を作り、葬儀の時にヘルマン、アルベルトそしてニディアと一緒に気球を揚げます。高く高く上っていった気球を見て、メルセデスは「夫が死んだ時にエルネストが同じように気球を上げていたわ」と呟くのでした。

ニディアはロドリゴの子を妊娠していたのですが、アルベンス政権を支持していたロドリゴは行方不明となっていました。ニディアはネトに「自分の村に帰って子供を育てる」と告げ、去っていきます。そんなニディアにネトは「生まれてくる子供にはちゃんと話をさせるんだ」と叫ぶのでした。

 

というあらすじで、ネトはエルネストとエレナの間の子供だってことですね。エルネストとエドゥアルドは気の合わない兄弟なのですが、エレナを巡っての確執もあったということか。エルネストはネトを、エドゥアルドはマリオをお気に入っているようでもありますし。

この映画で特筆すべきなのは女中のニディア。インディヘナの女性という役割なのですが、演じている女優さんがラディーノで、しかもきれいなウイピルばかりを着ているのはとても気になるところなのですが、ネトに悪態をつかれても冷静に受け答えし、最後には自分の村に帰って子供を生むという自立心のある女性として描かれているのが素敵です。同時に、ロドリゴとニディアの関係はエルネストとエレナを重ねたものでもあります。

気球が生者と死者を繋ぐものとして使われているのも印象的です。沈黙を守るべきこともあるのだと知ったネトが、気球を上げることで父であるエルネストへの別れを告げることができ、更にはニディアに「子供には話をさせろ(=隠し事をするな)」と言う。ネトがぐっと成長した瞬間でした。

監督はルイス・アルゲタ。この作品以外では、コレクトコール、 アビューズド(AbUsed)といった作品の監督をしているようです。

映画「傷ついたパロマ」

10年ほど前に見てブログにも書いたことのある映画なのですが、YouTubeにアップされていたので、貼り付けておこうと思います。

Paloma herida(パロマ・エリーダ/傷ついたパロマ)は、グアテマラ人のマヌエル・セセーニャ・ディエゲスがプロデュースした映画ですが、監督・俳優さん以下その他すべてがメキシコ人なのだそうです。その当時、グアテマラに俳優さんとかいなかったかもねぇ。でもそれよりも多分、資金的な理由でメキシコチームにお願いせざるを得なかったのかもしれません。

今見ると大時代的かつテレノベラチックな内容と大げさな演技&音楽にいささかうんざりはするのですが、当時のグアテマラを映した記録としてはとても貴重なものです。1963年の作品。

サン・アントニオ・パロポの教会は今も大きく変わっていないけれど、町そのものは大きく変わっていますよね。アティトラン湖の風景はカラーだったらどんなに綺麗なんだろうと思わずにはいられません。

何度見ても金髪でカンチェな女性が先住民だという設定が無謀すぎてついていけないのですが、当時としては先住民を題材にしたというだけで、先進性のある映画だったのかもしれません。興味のある方は是非。

11年ひと昔

ちょっと昔の自分のブログを読み返してみたのですが、滅茶苦茶こっ恥ずかしいものですね(笑)

何を血迷ったのか、ブログを書き始めたのが2005年のことなので、間に結構書いてない時期もあったとは言え、10年以上続いていることになります。我ながらすごい。継続は力也。

こっ恥ずかしいブログではあるのですが、今ならとても書けないような勢いがあって、あーあの頃は若かったのね、私。今同じ内容を書こうとしても、とても同じようには書けないでしょう。

それに当時の自分や小僧の様子を思い出して、懐かしく思い出したりもしました。写真も同じような効果がありますが、文章は自分がそのままでちゃいますからね。ブログも続けば日記になる(教訓)。

そうしてこうして続けていけば、10年後には「あー、あの頃の私はまだ若かった」って今の私を懐かしむ私がきっといるに違いない。そう思えば、また続けようという気にもなるというものです。多分。

Tikal Templo IV

というわけで記念に当時の私達の写真を貼り付けてみました。この頃の小僧って何をさせても可愛かったなー。子供にとっての10年は本当に大きいものでもあります。いまや昔の面影なし(とほほ)

場所はティカルの4号神殿。熱帯雨林のジャングルの中ですが、ご来光を見るために早朝に出ているので、長袖必須でした。辺り一面に立ち込める霧はジャングルが呼吸している証拠のようでもあります。

郵便局のない国

郵便局がないなんて、戦火激しい国ならともかく、ここはグアテマラ。いやグアテマラだからありそうなのかしら。

元々のことの起こりは郵便局の民営化が発端でした。2004年、カナダの会社が入札に勝ち、それまで通信省が担当していた郵便事業を担当することになったのでした。委託契約は10年。

民営化されて良くなったのは、郵便が届くようになったこと。悪くなったのは料金。でも値上がりしたとはいえ、他の業者さんと比較すればまだまだ安価だったのでした。それに、前は届かない郵便も少なくなかったのですが、民営化以降はきちんと届く。グアテマラシティに限って言えば、届くスピードも速くなったと思いました。

その郵便局がいきなり閉鎖されたのが今年の5月。「2014年に委託契約が満了となるため、5年間の契約延長を申請していたが、国会がこれを認めなかった」のだそうな。これに慌てたのが通信省。「閉鎖する場合は90日間の事前通告が必要(=あと90日仕事しろ)」という契約内容を盾にとって業者に再会を要請、こうして再び郵便局は営業再開したのでした。

とは言え、既に閉鎖を前提の営業なので、従業員も以前より減っており、郵便が届くのも遅くなっていたりはしました。でも私が日本宛に送った荷物もちゃんと届いたそうですから、遅くなったとしても、ちゃんと機能していたんですよね。

さて、この90日の猶予期間が過ぎて、再び郵便局が閉ざされたのがつい先日の8月19日のことでした。

事前に「この日には閉鎖する」と通告を受けていた政府はというと、どうやら業者が実際に閉鎖するつもりでいるとは想像だにしなかったらしい。てかさ、普通90日後、って自分達から言ったんだから、いつ閉鎖されるかわかってるよね?その間にどうして何にも対策取らなかったんだろうと不思議でならないのでありますが。「まだ業者から完全に引継ぎを受けていない」「営業所の中にはとても使えないようなところもある」とか言い出して、オマエどこの中学生だよ!とあきれ果ててしまったのでした。監督官庁なんだから、猶予期間の内に「あれしろ、これしろ」って言えば良かったのに、何にもせずに待ってたってことなんだろうか。あまりの無策さにあきれるというか、ナルホド、こりゃ業者も逃げるわと納得したのでありました。

現在、通信省は相変わらず「引継ぎが終わってない、だから業者は再会すべき」と主張するのみに留まっており、どうにもこうにも期待のし甲斐がない状態。一方、行政訴訟庁(PGN)というお役所がありまして、こちらは「契約延長に国会の承認は必要ない、業者は元々の申請通り5年間営業すべき」という何を今さらな主張をしており、この件を裁判所に提訴。裁判所の決定はまだ下っていないようですが、これも90日前にやって欲しかったよ。どうしてここのお役所はどいつもこいつも。。。と思わずにはいられないのですが、困っているのは利用者。

特に、送られてきた郵便や荷物が一体どこにあるのかは、きっと誰も知らないんじゃないかと思われ。。。

というわけで、もしグアテマラ宛に郵便を送ろうと考えている方がいらっしゃったら、しばらく待って、この先どうなるのか様子を見てからにした方が良いんじゃないかと思います。無くなってはじめてわかる郵便局のありがたさ。。。再開してくれないかなぁ。