ゴミ集積場で火災発生

暑い日が続く、と思ったらいきなり寒気団がやってきて雨が降ったり強風が吹いたりと、よくわからないお天気の今日この頃。今日はまだ風は強いものの、昨日、一昨日と比べると寒さも緩んでいます。それでも4月と言えば「夏」。寒いと思ったら低地に行けば暑くて溶けます。

さて、グアテマラシティから太平洋側の低地に行く時、通常なら太平洋街道を通るのですが、グアテマラシティの隣町のビジャヌエバ市とアマティトラン市の間辺り、アマティトラン湖を囲む斜面にゴミ集積場があります。AMSA (Autoridad para el Manejo Sustentable de la Cuenca y del Lago de Amatitlán: アマティトラン湖及び周辺流域の持続可能な運営局) というお役所が管理しているその場所で、先週の日曜日に火災が発生したのでした。

その頃は暑い日が続いており、夏と言えば自然発生による火災も起こることもあるのですが、どうやら放火によるものであるらしい(政府発表)。現場は広大な敷地に近隣自治体のゴミが持ち込まれ、土と混ぜ合わせた上で圧縮する、という作業が行われているところで付近に十分な水や消火栓はなく、消火活動には多数のポンプ車が動員されていました。

不幸中の幸いと言って良いのか、月曜日は昼過ぎから季節外れの結構な雨が降り(お陰で我が家付近はかなり長時間停電だったのですが)、それがなければひょっとしたらもう少し大変だったのかもしれません(こういうのを神雨とでも呼べば良いのかしら)。とりあえず現在も消火活動は続いていますが、一応95%程度は鎮火し、残りもコントロールできている状態だということです。

場所が首都圏に近く、当初はかなり火勢も強くて煙が大量に立ち上り、ビジャヌエバやアマティトランは言うに及ばず、グアテマラシティ南部やその西隣のミスコ市の一部でもかなりの煙が立ち込める状況で、先週は大気汚染の懸念のため、グアテマラ県などで教育機関では休校(一部はオンライン授業)となりました。

お陰でこの一週間、朝夕の交通渋滞がかなり減り、私なんかは非常に有り難かったのでありますが、困ったのはこのゴミ集積場にゴミを持ち込む収集業者。グアテマラの場合は民間の業者さん(中には市から委託されているところもあるようですが)で、火事のために閉鎖されればゴミを持ち込むことはできない、一方でゴミの方は日々発生するし、集めないことには商売にもならない。そろそろ持ち込めるようになると良いけれどね…。

火災発生時はどうなるかと思ったし、ゴミ処理の方々におかれましてはいろいろと大変であったでしょうが、案外いい感じに鎮火できそうで、おまけに渋滞も緩和されたし、割とハッピーエンドになりそうな感じです。ただ、こういう火災が国内各地の数十ヶ所で起こっていると聞くと、気が遠くなりそうです。山火事などの火災はCONRED(災害対策コーディネーター)が担当するのですが、3月4月は連日の消火に追われるそうで、気が抜けない時期でもあるのだとか。

そんな暑くて寒い夏のグアテマラですが、来週からしばらくこのブログをお休みいたします。ゴールデンウィークに帰国する関係で、ちょっと準備が必要なので。多分3週間ほどお休みして、また復帰できればと思います。

Leave a comment