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誰も出てはならぬ

今日3日の金曜日は奇数ナンバーの車が通行可。5日の日曜日は誰も外出してはならぬ日なので、次に車で外出できるのは火曜日の7日。

というわけで、今日は普段より交通量が多い日でありました。そりゃそうだ。土・日・月と車使えなかったら、今日買い物に出かけて買い込もう!と考える人は多いでしょう。カネモチは車複数台持ってるでしょうし、大家族の場合も結構そうかも。でも、庶民はそんなわけにはいかず不便です。本当に謎規制。

さて、今日のタイトルはオペラ「トゥーランドット」の有名なアリア「誰も寝てはならぬ (Nessum Dorma)」をもじってみました。全然ひねりがないけれど。2006年のトリノ冬季五輪で荒川静香さんがこの曲を華麗に舞って金メダルを獲得したのも忘れられないですねぇ。

私的にはこのアリアは三大テノールの歌。1990年にイタリアでサッカーのワールドカップが開催されていますが、その開催前夜にローマのカラカラ浴場でルチアーノ・パヴァロッティ、プラシド・ドミンゴ、ホセ・カレーラスという三人の花形テナー歌手が華麗に登場、コンサートを行なったのが大好評となりその後も折々に三人でコンサートを開いておりました。日本でもコンサートやってたようですねぇ。

イタリア人とスペイン人というとりあえず皆ラテン系という括りにはなりますが、それぞれ性質も声質も異なる3人の魅力に溢れる「誰も寝てはならぬ」は鳥肌ものです。パヴァロッティのキラキラテナーは他の追随を寄せ付けぬところではありますが、最後3人揃ってのVincero(ヴィンチェロ:僕は勝利する)は何度聞いても圧倒されてしまいます。

個人的に、1990年はワールドカップが始まる少し前の5月にイタリアを旅行しておりまして、そういうこともあって尚更イタリアで開催されたワールドカップやこのコンサートにも思い入れがあるのであります。私がサッカーを見るようになったのはこのイタリア大会のテレビ中継がきっかけ。この年、確かNHKが衛星放送で全試合中継したのではなかったかな。これをきっかけにJリーグが始まる直前の日本のサッカーやら、海外のサッカーも見るようになったのでありました。

そんなこんなで肝心カナメの「誰も寝てはならぬ」。指揮はズービン・メータさん。

こんなすごい歌聞かされちゃったら、興奮してとても寝られませんて。生で聞いてみたかったなぁ。

というわけで、誰も出てはならない日曜日には寝ないで音楽聞いていようかな。そう言えば、「誰も寝てはならぬ」のは中国のトゥーランドット姫が「求婚者から出された謎(相手の名前を明かすこと)が解けなければ北京の住民は皆死刑じゃ、今宵は誰も寝てはならん!」と、かぐや姫も真っ青な命令を出したからだったのでありますね。まったく権力者というのは、下々のことをもうちょっと思いやってくれたまえよ、って感じです。やれやれ…。

ボーナスシーズンになったものの

7月と言えば、皆大好きボーナスの月(経営者除く)。国によっては制度がないところもあると聞きますが、グアテマラの場合は労働法で「7月15日までに基本給1ヶ月分を支給する」と規定されています。1ヶ月と決められているので、逆に言うとそれ以上支給するところはあまりなさそうですけれどもね…。でも業績悪くても経営者にとっては支払い義務はついて回ります。

そう。グアテマラだけの話ではないと思うのですが、業績が下がっている企業がほとんどと思われる現在、ボーナス払うどころではないところが多いのではないでしょうか。グアテマラみたいに「義務」と規定されている国では、ボーナス支払ったために倒産、なんてこともありうる。

んなことはとっくの昔からわかってらい!とグアテマラ政府、現在なんらかの対策を検討中であることを発表しています。なんらかの対策とな。支払い猶予じゃないかしらね、多分。

Bono 14(ボノ・カトルセ)というのがこの7月に支払われる賞与の名前。年末にも1ヶ月分支払われますが、そちらはAguinaldo(アギナルド)、1年12ヶ月の給与があって、13番目がアギナルド、14番目がボノ・カトルセとなります。

もちろん商業施設は例年この賞与を当て込んでバーゲンを行うのですが、今年は出足が超渋いです。例年紙面本文より分厚くなりがちな新聞広告も今年はペラペラ。広告不況に喘ぐ某大手新聞社及び系列のテレビ局は6月末に大量の人員整理を行なっているくらい。グアテマラの場合、インターネットでも記事が読めるので、紙の新聞を購入する人って広告を見るとか求人広告を見るとか、広告周りにしめる割合が高いのですよね。だから新聞の料金、特に定期購読料はかなり安いのですが、うーん。引き揚げたら購読率落ちるかな?

一方で、そんなことを何も気にする必要のない人たちもいるようで、昨夜(外出禁止時間帯)はグアテマラシティ9区で秘密のパーティーを開いていた人たちが17人ばかり逮捕されています。うーむ、外に出ていたわけではありませんが、閉まっているべき商業施設で酒を飲んで騒いでいるのがアウトってことか。

店舗のオーナーを含む17人の逮捕者は20代から60代までと幅広く、この方達、保釈金を支払って帰宅していますが、この後続くのは2週間の外出禁止(経過観察のため)と裁判。恐らく罰金刑でしょうけれど。それにしてもこんな時期にワイワイ集まって騒ぎたくなる気持ちはわからなくはないけれど、騒いだ後のことは心配にならないのかしらんと不思議です。

ちなみにグアテマラ、本日までの感染者数はのべで2万人を超え、日本を軽く追い越してしまいました。

書いてて、全然いいニュースがないのに気がついたところで、ちょっと明るめの話を一つ。

グアテマラの空港閉鎖は相変わらずなのですが、7月に入ってからユナイテッド航空のレスキューフライトが増えています。行き先は今までもあったヒューストンに加え、ロサンゼルス、ワシントン、ニューヨークが追加。これってアメリカがバケーションシーズンなので戻る人が多い、ということなのかしら。そう言えばエルサルバドルからはマドリード行きのフライトが近日中に出るようです。やっぱりバケーション帰国ですよねぇ。

グアテマラから北に飛ぶフライトは我が家上空付近を通過することがあるのですが、時折飛行機の音が聞こえて、「おおっ、今日は飛んでる!」となぜかは不明ながら嬉しくなるという。いつかまた飛行機に乗って日本やその他の国に行きたいですからねー。頑張れ飛行機。

今日から7月

7月になりました。2020年も前半がとっとと終わってしまいましたが、前半の半分以上はコロナ禍下の規制と共に生きる日々。戦争にも内戦にも自然災害にも事故にも大病にもあったことのない恵まれた生活をして来た私にとっては、このおっかなびっくり感というのは人生初の体験です。

とはいえ、よく考えたら、こちらに住むようになった当初はそれに近いかも?某エルサルバドル人と結婚してエルサルバドルに住むようになった私でしたが、右も左も上も下もわからないまま「外は危ないから一人で外出しちゃダメ」と言われて、外をふらつき歩くなんてこともなかったのですよね。もっともあの頃は新しい環境に適応していくのが精一杯ではありました。

だから今も新しい環境に適応できるようにすればいいのだよな。あの頃と違うのは年齢とやる気と柔軟性。年齢を重ねると、新しい環境に適応するのが難しいというよりは面倒くさいというのが正しいような気がします。つまり、自分次第。面倒くさいなどとババくさいことは言わずに前向きにとらえよう。

んで前向きになった途端にコロナに感染する、なんてのがありそうな話で心配なのではありますが。

さて。

本日、コロナウィルス対策委員会(Coprecovid)の責任者エドウィン・アストゥリアスが先週交代したばかりの新保健省長官アメリア・フローレスと共に記者会見を行いました。

アストゥリアスによれば、アメリカはワシントン大学のモデルに当てはめて算出した結果、グアテマラでの感染者のピークは8月半ばであり、必要な対策をとらなければ9月には12,000人の死者を出すこととなる、というまだまだ厳しい見通しとか。泣けてくるな…。

なお保健省のトップは先週交代し、新長官は前長官時代の不審な点の調査から仕事を始めるという状況です。以前から医療従事者用の医療用具・防護服等の不足が叫ばれていましたが、どうも適切に購入されておらず、工具店のようなところに買いに行っていたようだとか、感染者数が正確に報告されておらず、故意に少なくなっていたようだとか、良くわからない話がボロボロ。これも今日報告書をまとめているようですから、明日くらいには中身が公表されるのではないかと思います。

今までコロナに追い回されているような感じの保健省でしたから、これを機会にコロナを追い回すような感じで攻めて頂きたいですね。医療関係者が既に疲弊して来ていることとか、必要な設備が全然足りていないこととか、問題は山のようにあるのですが。

2020年の後半は少しずつ状況が良くなり、私も成長していけることを願いつつ。

 

 

久しぶりに走ってみた

セマナサンタが明けて、外出時のマスク着用が義務となってから、ランニングはお休みしておりました。マスクして走るの、辛いんですもん。と同時に、6月が終わる頃にはもう少し外出禁止が緩和されているのではないかなぁーとぼーっと思っていたのでありました。

ところが。

ご存知の通り、グアテマラの感染者数はまだまだ赤丸上昇中で、勢いが衰える気配がありません。Stay Homeが口にされることもほぼなくなり、ナンバープレート規制があるにもかかわらず、連日の交通渋滞があるという謎。

いい加減体も鈍って来ているし、少し外に出ようかと。

もちろん、出るとすれば早朝の、人の少ない時間帯です。幸い今は日が長い(と言っても低緯度地域なのでメチャ早いわけではありませんが)し、朝は5時から外出可能。というわけで恐る恐る5kmばかり走ったり歩いたりしながら出かけてみました。6時半ぐらいだけれど。

いやー気持ちいい。今日はとりあえず歩くだけにしようかと思ったのですが、やっぱり少し走りたくなる。マスクをしていると、最初はいいのですが汗をかいたりしてマスクが湿ってくると、若干息がしにくい感じ。吐き出した熱い息がマスク内にこもるので、顔が暑くなるのがちょっとねぇ、なんですよね。マスクを数枚用意すればいいのかも…。無理のない程度に続けてみよう。

通常なら朝も渋滞する我が家付近の道路ですが、学校がおやすみの今は幸いそれほどでもないのもありがたいことです。歩いている人、走ってる人も少し見かけました。まだまだ注意をする必要はあるのでしょうが、ちょびっとでも続けられるといいなぁと思っているところです。

そうやって始めた途端にロックダウンになったりしそうな気が…。気のせいだといいのだけれど。

ホンジュラスのナンバープレート規制

グアテマラではコロナウィルス による非常事態宣言の30日延長が決定しまして、8月初旬まではとりあえず続くらしいのですが、正確には何日までなのかが段々わからなくなって来ている今日この頃です。

昨日テレビに登場した大統領は、グアテマラ、サカテペケス、エスクイントラ、ケツァルテナンゴの4県でのナンバープレートによる通行規制の2週間延長と「奇数日は奇数ナンバー、偶数日は偶数ナンバー」となったことを発表したのでありました。これってわかりやすくしたつもりなのでしょうが、相変わらず日曜日はみーんな外出禁止なので、土曜日に出られる車は月曜日にも出られる、土曜日に出られない車は月曜日にも出られないと、庶民の生活をわかっとるんかい!とちょっとイラッとすることとなったのでありました。

コロナウィルス対策としてのナンバープレート規制ってのはまったく馬鹿げている!と思う私ですが、どうやらスバラシイ!!!と思った人がいるようで、ホンジュラスでも首都圏・サン・ペドロ・スーラでこの規制が取り入れられることとなりました。

でもね。ホンジュラスって既に身分証明書による外出規制があるのですよ。それにナンバープレート規制が加わって、訳のわからないことになっています。なお、外出できるのは7時から17時の10時間で土曜日・日曜日は全日外出禁止。

  • 29日:身分証明書の末尾番号が0の人は外出可、通行可能なナンバープレートは奇数
  • 30日:身分証明書の末尾番号が1の人は外出可、通行可能なナンバープレートは偶数
  • 1日:身分証明書の末尾番号が2の人は外出可、通行可能なナンバープレートは奇数
  • 2日:身分証明書の末尾番号が3の人は外出可、通行可能なナンバープレートは偶数

という風になっておりまして、外出できるのが2週間に1回という厳しさです。しかも、外出できる日に自分の車が使えるかどうかわからないという。

もっとも身分証明書は一人一人チェックするのは大変すぎですから、違反しても摘発されることはまずないような気がします。ナンバープレートは摘発簡単。だったら身分証明書の規制やめればいいじゃん!正直者が損をする仕組みですか、これは。

当然のように批判の嵐だったようですが、先ほどこのナンバープレート規制を撤廃することが発表されました。今日1日だけだったのであれば、身分証明書0の人たち気の毒です。

明日になったら、また気が変わったりしてね。

秘密のパーティー

晴れ時々外出禁止みたいな措置がずーっと続いているグアテマラですが、よく考えたらもう100日以上が経過しており、このまま続けば間も無く4ヶ月に到達する勢いです。

決して状況が改善しているとは言い切れないアメリカやグアテマラが規制を緩めてきていることもあり、グアテマラでも経済界を中心に規制を緩めろコールが沸き起こっていますが、規制があってもちゃんと従わない人が多いグアテマラで、規制を緩和したらどうなるかは火を見るよりも明らか。大体グアテマラは今現在ものすごい勢いで感染者・死者とも増加中ですから、今すぐどうこうできるわけでもないんでは。

少し前の話ですが、外出禁止の時間帯に我が家からちょっと東に行ったところにあるショッピングモールの敷地内にある家具屋で秘密パーティーが行われていたことがありました。「外出禁止」というのはそとに出なきゃいいわけで、翌朝までずっと中にいるつもりだったのであれば、それはそれで良し。ただし「50人以上が集まる集会の禁止」には堂々と引っかかっていましたし(何でも100人以上いたとか)、未成年が多々参加しており飲酒や喫煙をしていた模様。

おまけに、その様子をSNSにアップしていたというおまけ付き。その写真やビデオがあっという間にグアテマラ中に広まって、警官が現場に急行することとなったのでありました。

パーティーを中止させたまでは良かったものの、そこにいた人たちは皆無罪放免となったことから、警察に対する非難轟々となっています。なんつっても、他の同じようなケースでは参加者が逮捕されているんですよね。なんで特別扱いするかと言われれば、そこにいたのが金持ち・有力者のご子息であったからである模様。

誰かのバースデーパーティーであったようですが、無責任な親にかなりびっくり。そして最近、このパーティーの参加者やその家族にコロナウィルス感染者が多数確認されているという噂が流れており、ちょうどここ数日ものすごい勢いで感染者数が増えているのですが、そのせいだったのかい。と何気に納得できてしまうという。

そんなわけですから、グアテマラの人たちの自主的コロナ対策ってのは全然当てにならない気がしています。おまけに金持ちな有力者たちのご子息及び親がこういう倫理観であることも危うすぎませんか?グアテマラの未来が心配だわ。

サハラの砂

今年もサハラ砂漠の砂がアメリカ大陸を訪れる時期となりました。いや、いつもこの時期だったかな…ってよく覚えてないんですが、それはともかく。

カリブの島々を訪れ、緑が濃いのはニカラグアですが、ユカタン半島ではベリーズ、グアテマラ、ホンジュラス辺りのアマティケ湾も少し緑。でも今年はもっと北寄りに進路をとっているようで、赤くなっているのはメキシコからアメリカにかけてのメキシコ湾岸となっております。

というわけでメキシコ北部。昨日のことだったようではありますが。

もくもくもく。砂漠のようなサンドストームが観測されたのはコアウイラ州のトレオン。トレオンと言えば暑くて乾燥しているイメージがあるのですが、サハラの砂にとっても快適であったのでありましょうか。

グアテマラでもカリブ側には降っているようですが、なんと言っても今は雨季。グアテマラシティのような内陸部までは飛んでこないと思われます。ちょっと残念な気もする。サハラ砂漠の砂は石英(クォーツ)ですからねぇ。ここいらのビーチの砂とは違うんだよなぁ。

なんてことを考えるのは私だけではないようで、なんと楽天で砂漠の砂を売っているではありませんか。世の中にはいろんなものがあるもんだ。