Monthly Archives: November 2014

ブラックフライデー

11月になるとスーパーの店頭に冷凍の七面鳥がズラリと並び、月末になるとブラックフライデーの安売りが始まるようになったのは、地元の大手スーパーだったパイスをウォルマートが買収した数年前のことと記憶しています。それに先立ってハロウィーンの大カボチャも並ぶようになった代わりに、グアテマラシティーの住民が楽しみにしていたパイス主催のクリスマスパレードは無くなってしまったのですが、やっぱりこれもウォルマートになったから。

でもスーパーが地元ローカルからアメリカンな企業になったから言って、ハロウィーンのカボチャとか、七面鳥とかそんなに売れるのかしら?てか買ってる人を見かけたことがないんですが。大体感謝祭なんて関係ないしね。

カボチャや七面鳥は今ひとつなような気がするのですが、案外定着してきているようなのはブラックフライデー。アメリカでは感謝祭の翌日のバーゲン兼クリスマス商戦の開幕を告げるブラックフライデーですが、グアテマラの場合は単なる安売りの日って感じかも。

今年はこのブラックフライデーが月末最後のウィークデイ=給料日と重なったこともあって、何だかドエライ騒ぎになっているような雰囲気。いや多分そんなのは首都圏位だと思うのですが、あちらもこちらもバーゲンセールでどこもかしこも人だらけの大渋滞。お陰でいつも混んでる私の帰り道はびっくりするぐらいスッカラカンでした。ありがとう、ブラックフライデー。毎日ブラックフライデーだと嬉しいよ。

ブラックフライデーが終わると本格的にボーナス&クリスマス商戦が始まるのですが、こっちの方はまだグアテマラっぽさの方が色濃いような。さて、今年はどんな12月になるのかな。

湖畔の宿

アメリカ東海岸は大変な寒さのようですが、実は、東海岸が寒いとグアテマラも寒いです。教は特に北風がものすごい勢いで吹きまくっていて、さっき見たら風速時速40kmとか。渋滞していあのる車の間をぴゅーっと強烈な風が走り抜けていくという構図。ウチのアパートは入り口のドアが北東に向いてまして、外側に開けるようになっているのですが、強烈すぎる風のためにドアをなかなか開けられなかったというのが我が家の非力小僧。ドアを開けて手を離したら、ビューンと風が吹き込んでバタン!!!とすごい音をさせてしまったのが私。ちなみにこれだけ北風が強いと、朝出勤する前に車を落ち葉から発掘する一手間が増えます。松葉なのですが、いつも車の上に積もっているんですよね。そんなわけで11月からしばらく、落ち葉の季節が続きます。

さて、今日の本題。

パナハチェルというか、アティトラン湖つながりということで。今日のスペイン語版CNNのネット版に「最高に美しい湖畔の宿七選」なんてタイトルの記事がアップされていまして、このトップに来ているのがパナハチェルのお隣、サンタ・カタリナ・パロポのカサ・パロポ

サンタ・カタリナはパナハチェルから近い小さな町でホテルも多少ありますが、そこに泊まる観光客はさほど多くないです。ホテル以外にはほとんど何もない町だし。私はかなり昔に一度行っただけなので、今は違ってるのかもしれませんが。ここのウィピルは独特の色合いでとっても素敵です。そういう観光地でありながら観光的では全然ないところが受けたのかも。

その他の6ヶ所は:

  • Lake Timara Lodge (ニュージーランド、マールボロ)
  • Moraine Lake Lodge (カナダ、バンフ国立公園)
  • Mirror Lake Inn (アメリカ合衆国ニューヨーク州レークプラシッド)
  • Hotel Royal Victoria (イタリアコモ湖)
  • Explora Patagonia (チリ)
  • Vila Bled (スロベニアブレッド湖)

よく見ると地名表記がまちまちですが、原文通りです。湖畔の宿ってだけで素敵なのに、その中のより選りの7つの宿って言われたら行ってみたくなりますよね。この中で一番行ってみたいのはチリのパタゴニアのエクスプローラ・パタゴニアかなぁ。単にパタゴニアに行ってみたいだけだったりしますが(笑)。でも4泊で3000ドルからって(汗)いくらオール・インクルシーベとは言え高い!!!さすがはパタゴニア。

さて、CNNに取り上げられたわけですから、これはグアテマラ的にニュースです。というわけで、地元大手新聞のWeb版にも早速「最も美しいホテルの一つに挙げられたアティトランのカサ・パロポ」という記事がアップされていました。いやその見出し、ちょっと違ってね?という気はしますが、ま、いっか。

そんな私も最高に美しいかどうかは別として、12月にはグアテマラ国内の某湖畔の宿に行く予定です。楽しみ。

チチョイ

特に何もしなかったので書くこともあまりないパナ旅行ですが。

11月と比較的空いている時期ではありましたが、それでも道中観光客の乗ったミニバスを何台も見かけたし、パナにもそれなりにいるようだったし。11月に入るとグアテマラシティや高地はあまり雨も降らないし(少なくとも雨季のような激しい雨はない)、乾季が始まったばかりであまり埃っぽくもないので、この付近を旅行するにはもってこい。

それでも標高の高い山道なんかは霧がかかっていたり。

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正午過ぎのパンアメリカンハイウェイというか霧が峰。この辺りは良く霧のかかる地点ですが、こんなに霧が濃かったのは初めてかも。運転していると前が見えないのに、後ろから来る車はかなりのスピードで走り抜けていくので怖かった…。

これは帰り道だったのですが、この付近を通り抜けるとまた晴天。もっとも、家の近くまでやって来るとまた霧が。やっぱりウチは高地だったのねぇ~。

この霧のかかる辺りからちょっと走ったところでお昼ご飯。テクパンのチチョイという時々食べにいくレストランです。このチチョイ、パンアメリカンハイウェイ沿いに2軒あります。首都に近い側、78km地点とキチェ県との県境に近い101km地点。今回立ち寄ったのはこの101km地点、アグア・エスコンディーダのお店ですが、霧こそかかっていなかったもののかなり冷えていました。標高高いからね。

そんなわけでこんなものが。

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目にトングが突き刺さって阿鼻叫喚の図。

いや、これ、上の部分に炭火がありまして、暖かいのです。痛そうだけれど。マヤの香炉っぽいよね。

Incensario K'icheIncensario K’iche by Claudia Guajardo-Yeo on Flickr

この香炉も、目にトングを突き刺したら上のみたいな阿鼻叫喚系になるんじゃないですかね、きっと。

そんな話はともかくとして、テクパンはトウモロコシや野菜の栽培の他、牧畜が盛んなところで、肉類、乳製品の美味しいところでもあります。今回はカルド・デ・ガジーナ(地鶏のスープ)を注文。この日、ここにやって来たお客さんの半分以上はこのカルド・デ・ガジーナを注文するくらいの人気メニュー。残念なのは、外の冷気が窓ガラスごしに伝わってきて、結構あっという間にスープが冷めてしまったこと。もう1軒のチチョイはここより標高低いはずで、こんなに冷え込まないのだけれど。

この2軒のチチョイ、101km地点にあるのが発祥の地です。パンアメリカンハイウェイからもう少し入ったところに同じ名前の農場があって、何とこんな山の中で淡水魚の養殖もしているのですね。その養殖池では釣りもできるんだとか。そんなわけでチチョイのメニューにもマスが載っていたりします。これも美味しい。

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ここはトルティーヤも超美味しい。これは別の日に78km地点のチチョイに行った時に出てきた青いトウモロコシのトルティーヤ。見た目は何となく不思議な感じだけれど、しっかりトウモロコシです。

私が始めてグアテマラに来た20年程前に既にあったチチョイですが、最近は増築してレストランも大きくなり、更にお客さんが増えている模様。グアテマラシティから日帰りできるという距離感も良いし、パナハチェルやチチカステナンゴその他へ行く時の休憩所としてもいいところなのですよね。テクパンには今どんどんレストランが増えていますが、チチョイはその先駆者じゃないかな。

またその内行こっと。

アティトラン湖

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その昔、プロイセンの探検家アレクサンデル・フォン・フンボルトが「世界一美しい湖」と感嘆し、イギリスの作家オルダス・ハクスリーが「まるで火山のあるコモ湖のようだ」と綴ったアティトラン湖は、21世紀になってもやはり美しいです。

そんなに好天というわけではなかったのですが、火山と雲と太陽の光と水面が生み出す風景を、ぼーっと見てるだけで何だか幸せになってしまう。結構安上がりに出来ている私です。

この湖は火山や山地に囲まれたくぼみにあるのですが、元々は小さな水溜りとか池だったのかもしれません。近年の調査で、湖底にはマヤの前古典期に作られたと見られる建造物があることが確認されているのですが、今では水深約30mと言う人魚でもなければ居住不可能な水の底。サマバフと名づけられたこの町、1700年くらい前のものと見られるそうですが、つまりこの湖は1700年の歳月をかけて緩やかに水が増えてきたってことになります。

今年の雨季はさほど雨量が多くなかったせいかあまり水量も増えていないようですが、雨の多い年には一気に湖が成長するわけで。

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数年前には湖岸に生えていた椰子の木も、今ではすっかり水中椰子となってしまいました。水攻めにされているような雰囲気です。ちゃんと成長できるんだろうか。水が足りなくて枯れることだけはなさそうだけれど。

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もう少し高い位置から撮った写真。滝のあるところ、と言ったらピンと来る方もいらっしゃるかも。この湖、もう少し水位が増えたら、向こう側の縁が溢れて反対側に水が流れていきそうです。後4000年位かかるかもしれませんが。それよりもパナハチェルの町が湖底となり、今のサマバフ状態になる方が早そうではありますが。

現在、アティトラン湖は一番深いところで350m、これは中米で一番深い湖なのだそうです。ゴジラが縦に7頭分、東京タワーが丸ごと1本分。数千年後にはスカイツリー1本分くらいになったりするのかな。

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私のような観光客は、そんなこと気にも留めずに、この湖に流れ込む滝を見て大喜びするわけなんですけれどもね。

パナハチェルに行ってきました

久しぶりにちょっと遠目の国内旅行でパナハチェルに行ってきました。よく考えたら、一泊以上の国内旅行は1年ぶり。引越しして何かと物入りだったこともあって、あまり旅行してなかったんですよね。唯一の旅行が日本行きだったという。ちなみに前回の旅行もパナハチェルでした。自宅からパナまでは170km位なので、一泊の旅行だと丁度いい感じです。もう少し時間を取って周囲の村を訪れてもいいと言えばいいのだけれど。かなり急な山道なので運転するのはあまり好きじゃない道ですが、今では私も毎日山道を通勤する身なので少しは慣れた・・・ような気がする。ただし、走るスピードは全然違うんですけれどね。

特に何かするわけでもなし、ちょっとブラブラ散歩して、食べて、帰ってくるというそれだけなのですが、パナは我が家付近よりも標高が低い(グアテマラシティとほぼ同じ)上に、湖畔にあるので冷えすぎないのも嬉しいところ。

Panajachel

泊まったのは目抜き通りからちょっと入ったところにあるコテージ風のホテル。湖は見えないけれど山は見えるし、庭もきれいで素敵でした。2日目は風が強くて、屋根板が煽られて結構な音を立てていたけれど、屋根さえ飛んでいかなければ大丈夫。部屋が広くてデッキ付きという数日のんびりと滞在してみたくなるホテルでした。私達は使ってないけれど、ジャクジーやテマスカル(マヤ風サウナ)もあります。別料金だけど。

続きは写真を整理してから、また改めて。

クリスマスシーズン

11月に入ると、あちらのお店にもこちらのお店にもクリスマスグッズが並び始めます。先週の土曜日にはオベリスコ広場のクリスマスツリー、正式にはガーヨ・ツリー(ガーヨはスポンサーのビール屋さん)の点灯式もあって、いよいよ本格的にクリスマスっぽくなってくるのでありました。

IMG_9295_Árbol Gallo
photo by vialibreweb on Flickr

写真は数年前のものですが、今も同じツリーだし同じ花火だし(多分)、ま、いっか、ってことで。

去年まではこの近くに住んでいたので、てくてく歩いて出かけられたのですが、今年からは気楽に出かけられない距離。車で行こうにも付近は交通規制もあって渋滞もすごいのでそこまでして出かける気にはならないのでありました。今まで十分楽しんだからいいもん。それにしてもカピタリーノ(グアテマラシティの人たち)はこの点灯式大好きだよね。私も好きだけど。

グアテマラは親戚家族一人一人にプレゼントを渡すので、日本以上にクリスマス商戦は熾烈です。売る方もそうだけれど買う方も結構必死。あちらこちらで繰り広げられるバーゲンには黒山の人だかりができるのであります。お陰で道路が混むんだよな…。

私はあまりそういう方面には近づかないのだけれど、ちょっとばかり頭が痛いのは、バシコと呼ばれる日本の中学校と同様の過程を終えて、1月からディベルシフィカード(高校相当だけれど2年)となる小僧に、パソコンが必要なこと。家で現在使っているのは必要条件を満たさないので(CPUがCore I3以上じゃないといけないので)、14インチ程度のノートブックを折りに触れては見に行っているのですが、やっぱりこれくらいのPCになるとそんなに安くないですもんねぇ。どうせ買うならI5以上は欲しいと思っちゃうし。良さ気なPCがありそうなら、黒山の人だかりだろうとなんだろうと、とりあえずは近づいて見にいかざるを得ないのでありました。

それともどこからかクリスマスプレゼントでPCやって来ないかな。

来ないだろうなぁ。

アンティグア

ちょっと前のことなのですが、用事があってアンティグアに行ってきました。

アンティグアと言えばコロニアルスタイルの家が立ち並ぶ、ユネスコご指定の世界遺産。昔ながらの家屋が並ぶ町並みは美しいですが、そこに住む人にとってはなかなかご苦労も多いようです。

ま、そんなこととは縁のないお気楽な私は、通り沿いの家の素敵な門扉を見つけてパチリ。

Antigua

大きな木製の扉に施されたレリーフも素敵なら、ドア枠の上部のあんなところにまで素敵な装飾がなされているし、そのアーチを支えている柱はひょっとしてドーリア式ってヤツですか?ひゃーすごい。

Antigua

ノッカーのところをアップ。ライオンのノッカーです。アンティグアの家並みはいろんなノッカーがあって、見ていて楽しいです。これなら電池切れとか、回線切れたとかで故障することもないしね。

Antigua

こちらはかなり磨り減っているような…。いろんな人に撫で回され、ゴンゴンやられるのがノッカーですから、宿命ではあるのですが。こちらのドアはさっきのヤツと比べるとかなりシンプルですが、いいなぁ、木の門扉(うっとり)。

Antigua

外灯も素敵なら、梁の上に見えるタイルの模様も素敵です。住所表示のタイルはアンティグア名物の陶器。素敵ですけれど、アンティグアに住むのは敷居が高そう…。

この付近は中央公園近くですから、植民地時代には総督に近かった人が住んでいた豪邸なんだろうな。中はどうなってるのか知らないけれど、並びのお店とかを見ていると、奥行きも結構あるはず。溜息が出るほど贅沢な造りです。

ただ、個人的には由緒正しいコロニアルスタイルの家って若干苦手だったりします。回廊のある中庭は素敵だけれど、古い建築であることもあって屋内は暗くてじめっとしていて、快適というのとはちょっと違うような。

私の出身である金沢にも江戸時代の武家屋敷などが残っていて、今でも所有者が住んでいらっしゃるわけですが、今の建築のように断熱材などあるわけでもないですから、冬はかなり寒いと思うのですよね。

というか、私が中学時代、木造校舎だったことがあるのですが、暖房設備がなくて冬はストーブ。ストーブ近くの生徒は暑さにぼーっとし、反対側は寒さにガタガタ震え上がる。微妙に隙間もあったようで、教室の中を雪がチラチラ舞っていたこともありました。いやこれも金沢市内の話です。ちょうど鉄筋コンクリートの校舎に建替え中ではあったのですが。

古い建築は風情もあり、歴史を語るものではありますが、それを使い続けるというのは結構苦労があるように思います。それでもやっぱり守って欲しい町並みではありますけれどね、アンティグア。