Monthly Archives: January 2019

Return The Jeeps

アメリカ政府がJ8という軍用ジープをグアテマラ政府に寄贈したのは2016年のことでした。麻薬組織・犯罪組織取締用にと、グアテマラ国軍・警察の両者によるタスクフォース「チョルティ」が75台を受け取り、グアテマラ東部、ホンジュラス及びエルサルバドルとの国境を警備するためだったのですが。

この時はまだCicigと政府の関係良かったんですよね。

さて時は流れ、2018年8月。この時既にジミー・モラレス政府とCicigの関係は悪化して1年以上が経過しており、ジミーはCicigコミッショナーのイバン・ベラスケス追い出しに躍起となっておりました。この日は「Cicigの任期延長はしない」宣言をした日でありましたが、確かベラスケスは国連本部を訪問し、戻ってくるはずだったんですが、グアテマラ政府が一方的に「入国認めない」宣言を行い、それのみならずCicigやアメリカ大使館、アメリカ大使公邸などの付近にこのJ8がずらずらと並んだりぐるぐると走り回っていたり。

アメリカからのドネーションを、アメリカ政府関係者への嫌がらせに使うなんてアホちゃうか。

ちなみに、それ以前にJ8がグアテマラシティで何かの任務に付いていたことはありません。この時のデモンストレーションは政府からの指示により行われたものであったことは後に明らかとなっており、その後も度々グアテマラシティの一応レッドゾーン付近で散見されているようです。

さてさてまた時は流れ、本日。私が朝通勤時に聴くラジオ番組に、情報戦略庁長官のマリオ・ドゥアルテがゲストとして登場していたのですが、この方、きっぱりこう言ったそうです(私はその発言は聞いていないのですが)。

「J8はアメリカからのドネーションで、現在はグアテマラ政府のものである。だから、どう使おうとグアテマラ政府の勝手だ」「もしそんなに問題だというのなら、アメリカ大使館前に置いておく」「返せというのなら返す用意があるとアメリカ大使館に通知した」とまぁ、このジミー政権に多いあなた何様?な超上から目線。そういう発言は、自分たちでドネーションしてから言え、っつーの。

というわけでアメリカ下院の外務委員会。「もう二度とやらんわ(プンスカ)!!!」というセあリフが行間に滲んでいるような。

まったくもう、外交を子供のケンカレベルにしてしまってどうするんだか。

このような流れで、今日は#ReturnTheJeepsというハッシュタグがめでたくトレンディング入りしたグアテマラだったのでした。

平和と言えば、平和、なのか・・・?

寒い話

アメリカ中西部ほどではないけれど、グアテマラも今朝は記録的な低温を記録したそうです。

寒いと言えばケツァルテナンゴ。-2度だったそうです。氷点下。同じくケツァルテナンゴ県内のシビラーとかサン・カルロス・シーハではもうすこし低くて-4度とかとか。霜もおりてて、ここは本当に熱帯なのか。熱帯とは言え高地はこうなるという見本ではあります。

我が家付近は10度を切った辺りかな。数日前から小僧が風邪気味なので、今朝は小僧を大学まで送って行ったのですが、どうりで寒かったわけだと今更ながらに納得しています。幸い私は無縁だったのですが、エルサル街道、今朝は朝から夜までひっきりなしに事故があったようで、とんでもない渋滞です。

おまけに。

えー、これは車に道を尋ねているのではありません。グアテマラ名物バイク強盗。グアテマラシティから東へと我が家に向かってエルサル街道を上っていくと、家に到着する1kmくらい手前の地点になります。このもう少し先に立体交差があり、ムシュバル街道から上ってきた車と合流するため、渋滞する地点です。真昼間の強盗とは。。。ちなみに、この二人組、この付近をしばらく周回して仕事をしていたという話です。バイクにはナンバープレートも付いていないし。

幸い、私は車に乗っていて強盗に遭遇したことも目撃したこともないのですが(歩いていて強盗に出会ったことは有)、比較的安全な地域と言われる我が家付近、職場から自宅までの通勤路、こういうところでも強盗が出るという話は時々聞くのですが、こういう写真を見ると更にゾゾっ。SNSでこの写真を見かけたのが帰宅直前くらいだったので、運転しながらドキドキだったのでありました。

今日も無事に帰れて良かった。

明日の朝もまた冷え込むようですが、そんな日に教職員のデモ行進が予定されており、出発地点が私の職場付近なので若干混雑するかも。寒い日に、地方から首都へやって来て早朝からデモをするのも大変ですが、渋滞に巻き込まれないように早目に家を出る私たちもそれなりに大変なのでありますね。

1月最後の日は、やっぱり寒いまま終わりそうな雰囲気です。

詩人の死

グアテマラを代表する詩人ウンベルト・アカバル (Humberto Ak’abal) が昨夜亡くなりました。モモステナンゴ生まれのこのキチェー族の詩人・作家は、1月27日にトトニカパンの国立病院で下腹部の手術を受けたのですが、容態が思わしくなくグアテマラシティの国立サン・フアン・デ・ディオス病院へと搬送されたものの、到着して間もなく亡くなったのだそうです。享年67歳。

アカバルが作品を発表するようになったのは、内戦も終結に近づいた90年頃のことでした。当初はキチェー語で書いていたのではないかと思いますが、スペイン語はもちろん、やがて世界中のいろんな言語に翻訳されるようになりました。

2003年にはグアテマラの文学賞としては最高峰のミゲル・アンヘル・アストゥリアス文学賞に選出されるのですが、「アストゥリアスはその作品の中でグアテマラの先住民を侮辱している」と受賞を辞退。詩人なんて食えない職業の代表じゃないかと思うのですが、当然賞金も辞退ですよねぇ。なかなかに気骨のある人なのでした。

このビデオはアカバルの地元モモステナンゴで詩の朗読を行なった時のもの。平易な言葉で日常を綴った作品が多いのですが、それだけにアカバル特有の視点が光るのでありました。

「遠く」

この小さな国では
何もかもが遠い;
食べ物も
書物も
衣類も…

有名な方ではありましたが、決して裕福ではなかったようで、ご遺族は埋葬費用の募金を受け付けているくらい。お金がある方なら、国立病院ではなく私立の病院へ行っていたでしょうし、そうしたら手術も無事に切り抜けられたのかもしれません。もっともそれはアカバルらしくないという気もしますが。。。

アカバルの遺体は、現在グアテマラシティ1区にあるサンカルロス大学のパラニンフォ(旧学長棟)にあり、多くの人が訪れているそうです。ご冥福を祈りつつ。

国境の町で

続々と北上している移民キャラバンですが、メキシコへと渡るには手続きが必要で数日間国境で待たないといけない。

それは仕方のないことですが、このグアテマラ側の国境の町、テクン・ウマンではちょっとばかり問題が発生。

昨日、約300人と言われる地元住民が棒やバットを手にして中央公園などにいた移民らを追い払いました。しばらく前から公園は移民たちの寝ぐらとなっていました。それだけなら問題なかったのでしょうが、数日滞在するわけですから、当然排泄だってする。それをこの付近でやってたらしいのですね。そりゃ流石に住民たちの堪忍袋だって切れるわけで。

移民たちは力づくで対抗しようとはしなかったそうです。数人殴られた人がいるようですが、こちらも大きなけがにはなっていない模様。一部の人は市が用意した宿舎(こちらももう一杯ではあるのですが)へ、他の人たちは国境の橋やその他へと移動。メキシコからビザが発給されるまでは、待たざるを得ないのだから。

移民がいなくなった公園は、住民総出でお掃除。ふー、やっとスッキリ。そりゃ誰だってその方がいい。

こちらは本日の写真。追い出されてもやっぱり「ありがとうグアテマラ、感謝してるよ」。皆んなが寝泊りできるスペースさえ確保できればいいのにね。

なお、上の写真を撮ったジャーナリストのアシエル・ベラは、10月にも移民キャラバンと一緒にグアテマラのホンジュラス国境からメキシコとアメリカの国境まで旅していますが、その時の写真展が現在1区のスペイン文化センター(Centro Cultural de España en Guatemala, 旧Cine Lux)で行われています。私もちょっと見に行ってみたいのですが、さて、行けるかな。

税金を支払う

今日は冷え込みが厳しいような。明日のグアテマラシティの最低気温は12度の予想で、じゃあウチの辺りは10度くらいだったりする?寒いよう。それでも日中は律儀に20度を超える快適な気候なので、朝晩冷え込むんだったらさっさと寝ればいいんじゃない。という気も致します。

この週末、諸々の税を払い込んでフトコロが寒いのも、余計寒さを増しているのかも、ですが。1月に絶対支払わないと行けないのはIUSIと呼ばれる固定資産税。年4回支払いで、1〜3月分を4月、4〜6月分を7月、7〜9月分を10月、10〜12月分を1月に支払う。そう、今回払ったのは昨年の第4期分でした。

それ以外は今月ではなくてもいいものばかり。車両通行税(ISVC)は7月まで、所得税(ISR)は3月まで、美化税(Boleto de Ornato)は2月まで。所得税は通常、職場で源泉徴収をして還付があったりするのですが、我が社は源泉徴収を行わないので、1年分まとめて申告し、1年分の所得税をまとめて支払うことになります。日本の確定申告と同じでが、税率は5%。総所得から諸々控除を行なった後の金額に対して計算します。ただし、この控除後の額がQ300,000(約$40,000)を超えると税率が7%になるのみならず、Q15,000(約$2,000)という基礎税(!)がかかるという。非常にざっくりとした仕組みではあります。

もっとも最近はお手軽になって、申告はネットでできるし、支払いもネットバンキングを使えばOK。なので週末にちょちょちょいと計算すればあっという間に深刻ができることになります。

この所得税を支払うの、毎年涙がちょちょぎれるくらい辛いのですが、やっぱり払わないと。。。というわけで払っています。ただ、このお金が某大統領の酒盛りに使われるのかとか、某政府高官がCicig追い出しのために使っているのかと思うといささかむかつくのでありますが、次こそはもっとマシな人が大統領になってほしいなぁと心から願っているのでありました。

がまぐち編めた

寒い日もあったけれど、今年はやはり寒さが緩やか。まだ1月も終わらないうちに、既に咲き始めたジャカランダもありました。

Jacaranda

今朝のレフォルマ通り。日当たりの良いところなら皆花をつけている、というわけでもないので個体差もあるようですが、ジャカランダの他、遠目では桜にそっくりなマティリシュアや火炎樹も咲いているところがありました。

もう葉っぱも出てきているくらい暖かい今年ですが、そうは言ってもまだ1月。まだ寒い日もあるはずで、今晩は気温が下がるんじゃないかという噂です。

そんな日にせっせとやっていたのはこちら。

がまぐち

日本でゲットしてきたがまぐちの編み物キットで作ってみました。YouTubeなどでお馴染みのあみもの工房Sheeplさんのキットです。「とれたてパプリカ」という色のオパール毛糸(ソックヤーンとして日本でも人気のある段染め毛糸)なのですが、最後の方、ピンクで終わりたいよ〜と思いながら編み進んでいたら、少し背の高い不恰好な子になってしまいました(笑)。

小物なのであっという間に編めてしまったのですが、口金をつけるのがやっぱりちょっと難しい。それと、底は円形で編み進めるのですが、もう1段くらい底の円を大きくしておけば良かったなぁと思っています。でも面白かったので、またその内編んでみたいですねぇ。グアテマラでもがまぐちの口金を扱っているお店があったようなのですが、いつも置いているとは限らないようで。気長に待つことにしよう(笑)。

どちらかというと平面的な棒針に比べて、かぎ針は立体的な造形を作ることができるのが面白いところです。あみぐるみもやってみたいし、でもあれもこれもとやる時間は流石になさそうです。さて、次は何を編もうかな。

携帯電話会社の競争熾烈化へ?

グアテマラで携帯電話事業を行なっている企業としては、先発のティゴ(Tigo)、民営化された国営電話会社が携帯もやり始めたクラロ(Claro)、スペインの電話会社であるモビスター(Movistar)の3つがあるのですが、最大のシェアを誇るのはTigo。市場の53.16%を占めており、次いでClaroが27.89%、Movistarは18.95%。

Movistarという商標を扱っているテレフォニカ(Telefonica)は2年くらい前でしたか、株式の40%をムルティインベルシォーネス(CMI)に売却していたのですが、昨日、このCMI保有分も含めて、中米のTelefonicaをまとめてアメリカ・モビルに売却することを発表しました。

上のツイートはCMIが「グアテマラのTelefonicaについては、既にアメリカ・モビルと話がついた、エルサルバドル分はまだだ」と発表したもの。あら、エルサルバドルにも持っていたのね。ちなみにこのCMIはポーヨ・カンペロをやってる会社です。最近はエネルギー事業にも乗り出しているし、通信もテコ入れするのかと思ったらあっさり売却してしまったのか。さて、損得はいかに。

さて、このアメリカ・モビルは何を隠そう、Claroの親会社なのでありました。つまり、グアテマラではTigoとClaroがほぼ半々となるということ。これから熾烈な戦いが始まるのでありましょうか。。。

アメリカ・モビルのトップはメキシコが誇る大富豪のカルロス・スリム、一方のTigoはミリコム(Milicom)というルクセンブルグの通信会社が運営していますが、グアテマラではグアテマラが誇る富豪のマリオ・ロペスがトップです。カルロスさんの資産は592億ドル、マリオさんの資産は10億ドル。いやいや、貯まるものですな。あまりにも桁が多すぎて、それが一体どのくらいの資産なのか想像もつきません。

それはともかく、我が家では私がClaro、小僧がTigoと、いささかリスクヘッジしているのですが、正直、どっちの方がトク、というほどのことはないように思います。数年前にケーブルテレビ事業に乗り出したTigoがスポーツ放送に力を入れ、グアテマラのサッカーリーグの中継を行うようになっているので、サッカー好きの方はTigoの方が良いかも。そうなんです、他社の携帯では試合が見られないというセコさ。でもそれ以外ではどうだろう。Claroは音楽サービスがあるしなぁ。

というわけで、本来の用途ではないところで競争が加熱しそうな気がしますが、消費者としてはCMに乗せられず、冷静にサービス内容を確認して、必要なものを契約していけばいい、はず。

実は私の携帯、もう新機種への乗り換えができる時期なんですよね。今使っているのはソニーのXperia Z5で、気に入っているのでまだ携帯は変えずにサービスだけ変更しようかと思ったりしているところです。最近、各種プランが安くなっているのですが、このMovistarお買い上げ記念大セールみたいなのやらないのかなぁ。

グアテマラだもんな。きっとやらないんだろうな。