Monthly Archives: October 2017

一週間の休暇に何をするか

12月にぽかっと一週間くらいお休みを頂けることになりました。さて、何をしよう。。。

真っ先に考えるのは旅行!ですが、前半と言えども12月はそんなに安くないからなぁ。11月ならも少し安いのだけれど、11月はもちょっと忙しくて休みを取るのは気が引けたのでした。

南米(コロンビア)、北米(ワシントン)、陸路メキシコ、あるいはグアテマラ国内。南米も北米もエアーチケットは$450弱と、さほど高くはないのですが、もろもろ考えると3泊くらいでトータルで$900くらいは行くんじゃないかと思うと、うーむ。南米は退職してからゆっくり行く方が良さそうかもだし。グアテマラ国内もあちこち行きたいところありますし、12月と言えばそろそろ気候も良くなってくる時期だし、うー。

いろいろ迷う。

迷った末に、結局家でお留守番、なんてことになってそうな気もしますが、あれこれ計画たててあーこれじゃダメ、これ高い、こっちの方がいい、とかやってる時が一番楽しいんですよねっ!!!(←無理矢理)

とりあえず明日は11月1日の祝日で、凧揚げを見に行く予定です。出発が早朝なので早く寝ないと。帰宅後元気があったら報告しまーす。では。

震源近く

今日の正午過ぎ、正確には12:21のことでした。

「もうすぐ昼休み〜」と思いながらいたところに、いきなりガタンと強烈な揺れ。長く続いたのではなく、強烈な揺れが一発でオシマイ。こんなに短くかつ強烈な地震というのは初体験です。

その後の情報ではマグニチュードは3.9。てことは、震源地近かったのね。。。

なんと震源地はグアテマラシティの10区と15区の境界付近の断層とか。10区と15区の間には崖があるのですが、15区側は最近はアパートの建設ブームになってます。その震源地から私のいた建物までは直線距離で2kmちょっと。こんなに震源地近くにいたの初めてだよ。。。

皆を驚かせただけでオシマイだったので良かったですが、9月には1分以上揺れ続け、チアパス、オアハカに被害を出した地震もあったし、メキシコシティの大地震はまだまだ記憶に鮮明です。

その時大学の図書館(5階)にいた小僧は、私よりももう少し小さい揺れとそれに続く大きな揺れを感じたそうです。グアテマラシティ周辺でも感じたところはあったようですが、広範囲には及ばなかった模様。

地震の時にいたくないところと言えば、エレベーターとトイレと風呂場(トイレと風呂場はここでは同じ空間だったりするわけですが)。どれも嫌だけれど、エレベーターが一番いやかなぁ。

なんてことを考えながら昼食を頂いたのでした。

それにしても、地震はいつまで経っても慣れないですよねぇ。

気がついたら目標達成してた

今年の2月から少しずつジョギングしたりレースに出たりするようになった私ですが、そう言えば、今年の目標だった5kmを40分という目標、この前の大会で達成してたわー。ということに先日気がつきました。あら、おめでとう、私。

おまけに今月はやっとこさ月間で50km達成。普通にランニングとかされている方からすれば何てことない距離なのだと思うのですが、これは私にはやっとこたどり着いた距離でした。体力的に週3回がやっと、おまけにウィークデイはせいぜい30分しか時間が取れないので、歩くのとほとんど変わらないスピードでは距離が稼げなかったのですね。

そうは言っても、毎回、走る前は気が重いし、走り出してしばらくすると辛くてもう止めたくなる(笑)。それを過ぎて、体が起きてくると少し走れるようになってくるのですが。早朝に走ると、体が活動しだすまでに若干時間がかかるのでした。とは言え、このグアテマラで夜走る気にはならないし。そういうランニンググループも存在していて、夜間練習とかされているようですが、その後渋滞の中を帰宅することとセットで考えるとかなり躊躇します。それにまだ、そこまで走れる自信もないですしねぇ。

今のところはマイペース。次の目標は10kmかな。今日は7km走った(上りは歩きだけど)ので、できるとは思うのですが、距離が長くなると足の裏が痛くなってくるので、年内に達成を目標に少しずつ。それに、一度に距離を伸ばして、体力が追いつかずに怪我したり病気になったりしても嫌だし。

というわけで、11月は3kmのファンランにエントリーしています。動物園の資金集めレースで、大人10km、子ども3km。10kmはまだちょっとね。。。歩いてもいいとはいえ、ちょっと遠いよ。。。というわけで私は3km。このレースは家族連れに人気があるので参加者多いのではないかと思います。

以前は、走ってる人を見て「何が楽しいんだろう」と思っていたのですが、いざ自分で走ってみるようになると、苦しいけれど楽しい、ってことがわかってきました。息長く続けられるといいのですが。

グアテマラでは42kmのレースは少ないのですが、ハーフなら時々あるので、3年後くらいにハーフに出るのを目標に頑張ってみようかな。

などと妄想しているところです。。。

食品バスケット

グアテマラの経済指標には「食品バスケット (Canasta Básica Alimentícia)」というのがあります。グアテマラの食卓で普通に食べられている食品を選択し、一家族が一ヶ月に必要とする金額を算出するものですが、これが今月からバスケットを構成する食品リストが変更になるのだとか。

今までは26品目だったのが34品目となるだけではなく、一家族あたり5.38人として計算されていたのが4.77人となり、一日あたりの摂取カロリーは2,210Kcalから2,262Kcalへと微増となりました。一家族の平均カロリーとしては高いような気もするけれど、こんなものなのかな。

折角なので、表にしてみました。表中のグラムは一ヶ月に一家族が消費する量です。

品目 2017年9月まで 2017年10月より
食用油 80.7g 125g
炭酸飲料水 191.77g 246g
166.59g 161g
砂糖 452.06g 409g
バナナ 209.82g 262g
コーヒー(豆、インスタント) 53.8g 42g
鶏肉 135.59g 153g
牛骨付き肉 127.85g 101g
タマネギ 62.58g 94g
フレッシュクリーム 58.28g 45g
パスタ 110.93g 62g
フリホール豆 339.71g 277g
ハヤトウリ 320.11g 409g
鶏卵 135.11g 132g
粉ミルク 26.97g 29g
牛乳 201.21g 251g
菓子パン 92.3g 216g
パン 235.4g 173g
じゃがいも 182.92g 144g
プラタノ(プラティン) 164g 207g
チーズ 34.46g 31g
53.8g 45g
トマト 169.85g 162g
トルティーヤ 2,214.77g 1,804g
アボカド 104g
オートミール 49g
豚肉(骨なし) 89g
牛肉(骨なし) 102g
ハム・ソーセージ 61g
ハーブ類 110g
インカパリーナ 53g
パイナップル 186g
スイカ 214g
カップ麺 13g

なお、今回削除されたものはインゲンマメとマーガリン。インカパリーナはグアテマラの栄養飲料で、子どもたちは良く飲んでます。カップ麺って、たしかに最近良く食べられているみたいなんですよね。安くてお腹がふくれるからかな。でも食べ過ぎは体には良くなさそうです。

この新しいリストによる8月分の基本バスケットはQ3,475.28、以前のバスケットの構成だとQ4,312とお得になっています。もっとも、最低賃金の月額はQ2,643.21。共働きしないと賄えない金額です。

それにしてもこのバスケット、若干野菜に欠けているような気がします。チレ(ピーマンから唐辛子まで)、ユッカ、グイコイ(カボチャ)、パパイヤ、メロンとか。でも、このリストを見ているとグアテマラでたくさん食べられているのが何なのかが見えてきて、おもしろいです。

ラ・リネア事件、口頭弁論開始決定

元大統領オットー・ペレス・モリナ、その副大統領ロクサナ・バルデッティをはじめ、総勢30人が税関汚職に関係していたとして逮捕、裁判が行われていた「ラ・リネア事件」で、グアテマラでは「中間手続き」と呼ばれている証拠調べに基づいた審理が先週結審、そしてその判決が本日やっと3日がかりで終了し、28人が口頭弁論送り、2人が無罪放免となりました。

この審理を担当したハイリスクB裁判所のミゲル・アンヘル・ガルベス判事、めちゃくちゃ忍耐強い人だと思うのですが(何と言っても、1人でもうざい弁護士を、まとめて30人+30人の容疑者を相手にしないといけなかったわけで)、この判事さんも最後の方は忍耐が切れて「今まで弁護士に腹を立てたことはなかったが」と言わずにはいられなかったくらい大変だったようです。弁護側からの判事の忌避請求やらナントカ請求やら異議申し立てやらで、ここに至るまで2年半。お疲れ様でした。

https://twitter.com/gsanchez_pl/status/924029961509404672

あら、今日は水玉模様のネクタイだったのね。上着と同じ色だから目立たないけれど、オサレだな。

グアテマラの刑事裁判では、まず逮捕されると予審が開かれ、起訴事実に根拠があるかどうかが判断され、根拠ありと判断されれば公判開始が宣言され、公判開始までの期間に検察は捜査を続けることが認められます。

その後来るのがこの中間手続き。メインとなるのは証拠調べで、これを検討して起訴内容と照らし合わせ、起訴内容に相当する証拠があると認められた場合は口頭弁論の開始が決定されます(←イマココ)。ハイリスク裁判所の場合は、この後合議制のハイリスク法廷へと舞台を移して口頭弁論が行われ、その後判決となります。まだまだ先は長そうですが、一歩前進ではあります。

ラ・リネア事件では、ガルベス判事が被告の罪状を一部変更して口頭弁論送りとしていますが、まあ良く一人でこれだけの人を相手に判断できるものですね。。。

以下、各人への判決を抜書きしておきましょう。

      1. オットー・ペレス・モリナ(Otto Pérez Molina):元大統領。特別関税脱税、不法所得、共謀
      2. ロクサナ・バルデッティ(Roxana Baldetti):元副大統領、特別関税脱税、不法所得、共謀
      3. カルロス・ムニョス(Carlos Muñoz): 元税務庁長官、共謀
      4. オマール・フランコ(Omar Franco):元税務庁長官、特別関税脱税、収賄、共謀
      5. クラウディア・メンデス(Claudia Méndez):元税務庁税関局長、収賄、特別関税脱税
      6. セバスティアン・エレーラ・カレーラ(Sebastián Herrera Carrera):元税務庁人事部長,共謀
      7. グスタボ・アドルフォ・モラレス・ピンソン(Gustavo Adolfo Morales Pinzón):共謀、収賄
      8. アントニー・セグラ(Anthony Segura):元税務庁労働組合書記長、共謀、収賄
      9. マイノル・エドゥアルド・マルティネスカステヤーノス(Mynor Eduardo Martínez Castellanos);ケツァル港税関事務所長、共謀、特別関税脱税、収賄
      10. グディエル・アルバラード・デ・レオン(Gudiel Alvarado de León):元税関事務所長、共謀、特別関税脱税、収賄
      11. フリオ・ロブレス・パルマ(Julio Robles Palma):元税関事務所長、,共謀、特別関税脱税、収賄
      12. カルラ・ミレヤ・レイエス(Karla Mireya Reyes):税関スーパーバイザー、共謀、特別関税脱税、収賄
      13. オブドゥリオ・オラシオ・バリオス・バスケス(Obdulio Horacio Barrios Vásquez):共謀、特別関税脱税、収賄
      14. グスタボ・アドルフォ・ペーニャ(Gustavo Adolfo Peña):共謀、特別関税脱税、収賄
      15. ロランド・ヒル・モンテロッソ(Rolando Gil Monterroso):共謀、特別関税脱税、収賄
      16. カルロス・イシュトゥク・クック(Carlos Ixtuc Cuc):共謀、特別関税脱税、収賄
      17. フアン・カルロス・アビラ・モラン(Juan Carlos Ávila Moran):税関職員、収賄、特別関税脱税、共謀
      18. ヒルダ・マリア・マルドナド・ガルシア(Gilda María Maldonado García):ケツァル港税務署勤務、特別関税脱税,収賄、共謀
      19. ジョバンニ・マロキン・ナバス(Giovanny Marroquín Navas):共謀
      20. オサマ・エザト・アジズ・アルカンキ(Osama Ezzat Aziz Aranki):共謀、特別関税脱税、贈賄
      21. バイロン・アントニオ・イスキエルド(Byron Antonio Izquierdo);共謀、特別関税脱税、贈賄
      22. フランシスコ・ハビエル・オルティス・アレアガ(Francisco Javier Ortiz Arreaga):別名ハビエル中尉、共謀、特別関税脱税、贈賄
      23. ミゲル・アンヘル・レムス・アルダナ(Miguel Ángel Lemus Aldana):共謀、特別関税脱税、贈賄
      24. フリオ・セサル・アルダナ・ソサ(>Julio Cesar Aldana Sosa):ケツァル港責任者、共謀、特別関税脱税、贈賄
      25. フリオ・エストゥアルド・ゴンサレス・デ・レオン(Julio Estuardo González de León):税務庁職員、共謀
      26. デルフィノ・デ・ヘスス・モラタヤ(Delfino de Jesús Morataya):共謀、マネーロンダリング
      27. アルフォンソ・セバスティアン・バツ・ロハス(Adolfo Sebastián Batz Rojas):ケツァル港内部職員、共謀、特別関税脱税、収賄
      28. エドガル・アルマンド・サク(Edgar Armando Sac):共謀、特別関税脱税
      29. モニカ・パトリシア・ハウレギ・サモラ(Mónica Patricia Jauregui Zamora):破棄の仮処分、釈放
      30. エルベルト・カブレラ(Herbert Cabrera):破棄の仮処分、釈放

     

死刑は違憲

グアテマラの刑法の最高刑は死刑です。殺人、誘拐、超法規的処刑などに適用されることになっていますが、2000年に死刑が執行されて以来、実施されたことがありません。

制度的には死刑判決が最高裁で確定したとしても、憲法裁判所に保護請求を申し立てたり、大統領に恩赦請願することが可能なのですが、2000年に当時の大統領アルフォンソ・ポルティーヨが「大統領恩赦の手続きを放棄」して以降、「恩赦の制度はあるが、手続きができない」という司法のエアポケットにはまってしまい、死刑が執行できなくなっています。なんで刑法改正しないんだよ、というのはとりあえず置いておいて(国会ですからね、期待する方が間違っているのかしら)

加えて、1969年に米州機構の加盟国で締結された「人権に関する米州協定(通称サン・ホセ条約)」では死刑の執行を禁止してはいないものの、この条約に加盟した国が新たに特定の罪状を死刑と規定することを禁止しているのですが、グアテマラは1987年にこれを批准しています。そしてこれ以降に死刑が追加されたのが誘拐で、この刑の正当性については当時から疑問符が投げかけられていました。

一方、世界中の誰もが知っているように(?)、グアテマラは世界でもトップクラスの治安の悪い国です。殺人なんて日常茶飯事。幼い子どもが銃撃事件の巻き添えをくらって怪我をしたり亡くなったりする事件も存在しています。

そんな国の住民からすれば、冷酷に何人もの人を殺した犯人なんか死刑にしてまえ!というのは当然の感情だと思うのです。世間には死刑の執行を要求する声も大きいですし、政治家の中にも死刑の復活を声高に言う人達も多いのです。

しかし。

憲法裁判所に「死刑執行は違憲」との審判請求があり、憲法裁判所は「死刑は国民の生命権を保証した憲法に反する」と違憲判断を下したのでした。

こうして死刑は事実上執行不可能となったのですが、刑法は改正されたわけではないので、未だに死刑が存在しているという矛盾した状態になります。国会は以前にもこの刑法改正で死刑を廃止しようとしたことがあったと記憶していますが、確か世論からの反対もあり、有耶無耶になってしまったのではなかったかしら。さてさて、今度はちゃんと仕事してくれるんですかね。。。死刑がないのならば、せめてそれに代わる重罰を適用できるようにしてほしいですよ。だって今は何人殺しても「懲役刑の執行は最高50年」なんですもん。

また、死刑がなくなったとして、超人口過密な刑務所の改善はいつやるんでしょう。それには刑務所施設の新築は必要なのですが、建設しようとすると近隣住民から強烈な反対があって、これもまた頓挫している状態です。

難しいですよね。個人的には我が家方面にこれ以上刑務所を増やすのは止めてほしい。。。(やっぱりそう思うわけで)

とりあえずは、犯罪が減ればいい!わけですし、実際に今年のは殺人率が下がっているのだとか。

このまま殺人率や凶悪犯罪がどんどん減少していき、安心して過ごせる国となる日はやってくるのだろうか。

私が生きている間は無理かな。ちょっとばかりクラクラしそうになってしまいます。

 

寒波到来

スーパーに行ったら、きれいなソラマメがあったのでつい買ってしまいました。グアテマラではさやからだした剥きソラマメ状態で売られているので、さっさと茹でる方が良い。というわけで茹でた後、せっせと皮むきすることとなり、「この忙しいのに私は何をやっとるんだ」などと思いながら作業することしばし。

ソラマメというのは実に罪作りなヤツで、皮をむいているとどうしてもいくつか味見せずにはいられない。皮をむいてはポイ、皮をむいてはポイ、ってやってると、むきあがったソラマメが何だかやけに少ない。。。いえでもソラマメって皮がかさばるじゃないですか。きっとそのせいだよ、きっと。。。微妙にお腹が重たい気がするのも気のせい、気のせい。

さて、つい先日まで連日の雨続きだったわけですが、やーっとその雨も終わったかと思ったら、今週は前線の通過に伴い激しい雨。かと思ったら昨夜は冷たい風が吹きすさび、今朝は今シーズン一番の冷え込み。まだ10月だというのに、寒波の到来なんだそうです。あまりに寒かったので、今朝は久しぶりに小僧を大学まで送っていきました。

日中も強風は吹き続き。。。

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この木、もちろん普段は真っ直ぐ上に生えてるのですが、強風に煽られて斜め45度。それでも日中はさほど寒く感じないのですが、日が落ちて夜ともなると寒い寒い。もう長袖の上着必須です。西部では最低気温が10度を切るとかいう話。

こちらは正午頃の気象庁の風向・風速計。気象庁は空港のすぐ側にあるのですが、ものすごい風の音。こんな風の日は離着陸には気を使うでしょうね。普段から風の通り道となっている空港なのですが。瞬間最大風速60km/時。渋滞知らずなのね。

明日はもう少し天気が持ち直してくれるといいんだけれど。