Monthly Archives: March 2022

しばらくブログをお休みさせて頂きます

ここのところ日中は暑い日が続いているそうです。

…そうです、というのは日がな一日せっせと仕事しているから良くわからないのでありますね。

来週の土曜日から3週間のお休みを頂いて一時帰国するのですが、ただでさえ忙しい時期に3週間も休みを取るという暴挙に出た私が悪いのですが、それでもこの1週間で溜まりに溜まっていた仕事を少し整理整頓することができて、ホッとしています。それでも後に残していく仕事もまた多々あり、それをちゃんと説明してゆかねばばばば…。ラストウィークもまだまだ山あり山あり険しすぎ、なことになりそうです。

果たして私は日本へ辿り着けるのだろうか。

まあとにかく、残った仕事は他人に押し付けて休みを頂くわけですが。えへへ。

そんなこんなで、申し訳ありませんが、これから1ヶ月くらいブログをお休みさせていただきたいと思います。グアテマラに戻ってくるのが4月18日の予定で、本当にこれからちょうど1ヶ月。この時期の日本はウルトラ超久しぶりで、小僧は初体験。ただし、小僧はオンライン授業があるので、実は最初の2時間は時差を乗り越えながら授業受けることになります。最後の1週間はイースターウィークなのでお休み。そう、この時期にしたのはイースターがあるから。で、3週間もあるのは、予約した(というか元々は年末に行く予定だったのでチケット変更したという方が正しい)時はオミクロン株真っ盛りで、2週間の自宅待機が義務だったためですね。我が家は2人ともブースターショットを受けたので、今回は待機なし。

とは言え、旅行前にはPCR検査も受けないといけないですし、到着したらまた検査受けないといけないし、ここで陽性になったら全てが水の泡。油断大敵です。

それでは1ヶ月後にまたお会いできることを願いつつ。

その頃、世界は一体どうなっているんでしょうねぇ…。

地震お見舞い

今朝方、日本でM7.2、震度6の地震があったと伝えられ、かなりドキリとしたのですが、11年前の3.11のような大きな被害とはならなかったようで、ホッとしています。とは言え、亡くなられた方、負傷された方、被災された方、被害に遭われた方は多いようで、お見舞い申し上げます。

NHKではものすごい揺れの映像や倒壊の様子が放送されていて、これはかなりちょっと怖い。先月だったか、当地でも深夜、寝ている時間に地震があって揺れで目が覚めたことがあったのですが、こんな揺れだったらもう目が覚めて寝れなかったでしょう。というか、家の中グチャグチャになっていそう。

…少し不謹慎かもしれませんが、同じ規模の地震がグアテマラで発生すれば、被害の規模は遥かに大きくなることが予想され、やっぱり日本は防災対策がちゃんとされているのですよね。グアテマラの防災対策はは大地震が来ないように祈ること、かしらん…。まあある意味、災害慣れしている国ではあるのですが。

先日、職場にいた時、あれは多分18時近くだったと思うのですが、ポンっ!という音がしたかと思うと停電となりました。グアテマラは停電の多い国ですから、オフィスビルには自家発電機がついていることが多く、普段なら数秒後くらいに自家発電機が作動して電気がつくのですが、この時はしばらく待っても停電したまま。オフィスの中のあちらやこちらでUPSがピーピー鳴って「電気が来てませんよっ!」と叫んでいるのですが、これってそんなに長く持たないはず。

数分経っても電気が帰ってこないのでビルの管理事務所に電話したら「いやー、そうなんだよ、でも今対応しているところだから!」ってことでした。その後すぐに電気が復旧したので良かったですが、本当に電気がないと何もできないのがオフィスビル。とりあえずエレベーターの中にいる時に停電したわけじゃなかったので良かったです。

文明が進み、生活が便利になり、そういう生活に慣れてしまうと、停電になっただけでもう手も足も出ない感じ。それはそれで危うい感じではありますよねぇ…。

ザ・バットマン見てきました

先週後半はかなり暑く、夏っぽい日が続いたのでいよいよ夏到来か!と思ったら週末は北風の吹き荒れるさっむい日となり、かと思うと今日月曜日は再び陽気なお天気…。といささか体がついていけない日々を過ごしています。毎日、今日は一体何を着たら良いのだろうとクローゼットの前で頭を悩ませる今日この頃。

とは言え、着る服のバリエーションがあるわけじゃないから、実は悩みの幅は意外と狭かったりするのですが。

さて、そんな寒い週末に防寒して「ザ・バットマン」を見に行ってきました。映画館って、場所にも寄りますが、なぜか空調効いててやたらと寒いことがあり、3時間と言われるザ・バットマンを見るためにはまず防寒から始める必要があった、というわけです。

その3時間の映画を見た感想は、まず「暗い」。ストーリーが暗いというのもあるけれど、画面が暗い。1月に見た「デューン」も画面の暗い映画だったけれど、まさかアメコミ映画がそれの上を行くとは思いませんでしたよ。老眼には辛いのう。

なかなかに複雑なストーリーで1回見ただけではほとんど理解できていない気がするのですが、登場人物がいずれも魅力的でありました。ゾーイ・クラヴィッツのキャットウーマンはハマり役ですが、ゾーイってなぜか影のある役が多い気がします。どっちかというとダイバージェントの時みたいな、訳のわからんでかい武器を振り回してド派手にババババババンってやってる時の方が好きかも。

それ以外のキャストもしっくり感がハンパなくて、新しいバットマンな世界観が出来上がっておりました。とは言え、私の好みで語らせて頂ければジェームス・ゴードンはゲイリー・オールドマン、執事のアルフレッドはジェレミー・アイアンズ。この2人が共演してくれれば、ブルース・ウェインは誰でもいいや(笑)。

などとどうでも良い感想を抱いて帰ってきたのでありました。よっぽどストーリーが頭に入らなかったんでしょうね…。確かにこの映画、復習しないとダメな気がするのですが、もう一度この暗い映画を3時間見たいかと言われると、もう結構です。やがてその内テレビで見られる日を待つことにしよう。

「生命と家族の保護法」可決

あと2週間とちょっとでお休みを頂いて一時帰国する予定なのですが、それまでに片付けないといけない仕事が山積しており、ここのところ目が回りそうな忙しさとなっています。そんなこともあって、しばらく更新がイレギュラーになるかもしれません。

世界中がウクライナの行方とロシアの出方を固唾を呑んで注目している頃、グアテマラの国会では「生命と家族の保護法 (Ley para la Protección de la Vida y Familia)」が可決されました。2017年に提出されていた法案だったのですが、その内容の超保守的かつ超キリスト教原理主義的な内容には以前から疑問符が付けられており、私はとっくの昔に廃案になったんだと思っていたのですが、ある日突然いきなり復活してびっくり。

ざっとかいつまんで内容を紹介してみます。

  • 結婚は両性によるもので、同性婚なんてとんでもない
  • 中絶はよっぽどのことがない限り禁止(ここまでは従前通り)。中絶は刑事罰の対象となり懲役5年から25年。
  • 未成年の子とシングルマザー、シングルファーザーにより形成される家庭は「核家族」と定義され、子供は政府の保護の対象となり異性カップルの養子となる権利を持つ
  • 性教育は家庭でなされるものであり、教育施設でやったらダメ
  • 教育施設で性の多様性について教えたらダメ

などなどなど。これに欠けているのは「家庭の主は男性である」ってことぐらい?どんだけグアテマラの保守層は中世志向なんだか。グアテマラでは少女の妊娠が多く、その多くが家族や近親者によるものだというのに、どうしてこういう発想になるのか、私には理解できません。

グアテマラは大統領制の国なので、国会で可決しただけでは法律としては成立せず、大統領がサインし、公布されて初めて法律となるのですが、公には認めていないものの大統領がゲイというのは公然の秘密。これは大統領にとってはとんでもない踏み絵だわ…。

大体こんな時期にこんなテーマを国会で取り上げるというのはいかがなものか。国内でも国外でも問題が山積しており、グアテマラのガソリンは中米で最高値だとかプロパンガスも中米で最高値なのに政府の補助金が期限切れとなったとか(本日復活したらしいですが)、インフレがすごくて最低賃金では普通に生活できないんじゃないかとか、国民の生活に直結するもっと大切なテーマがあるはずなのに、よりによって国会議員から道徳を押し付けられたくないわっ!!!

と思ったのでありました。

こういう役立たずな国会議員はどんどん排除して頂きたく。頼みますよ、グアテマラ国民の皆様。

どんどん値上がりするガソリン

先週後半はほぼ日替わりでガソリンがどんどん値上がりしていました。私は日曜日に給油に行ってきたのですが、お値段はこんな感じ。

我が家近くの某シェル。近くにはいくつかSSがあるのですが、ここがサービスも良くて行きやすい場所にもあるので基本的にはここで給油。他よりも若干高いですが。

このお値段は上からレギュラー、ハイオク、V-Power、ディーゼルで単位はガロン。セルフだと1ケツァルくらいこれより安くなっていました。少なくともこの日は。

ハイオクを円に換算するとざっくりリットル辺り155円となります。日本よりは少し安いのかな…。ちなみにグアテマラのガソリンの大半はアメリカからの輸入です(2018年のデータでは約9割がアメリカから)。なので比較的原産国からの輸送費は安いはずで、そういう意味では日本よりもっと安くてもいいんでは…と思います。ちなみに中米では最高がコスタリカでグアテマラは地域2位のお高さである模様。

それはともかく、さすがにここまで値上がりすると車を使う人が減っているような気がします。というのは、今日の帰宅時の渋滞が消えていたから。まるで12月末のような感じの少なさで、30分かからずに帰宅できました。先週は1時間近くかかっていたのに…。確かにこの1週間ほどでものすごく値上がりしましたからねぇ。その他諸々も軒並み値上がりしている現在、マイカーから乗合タクシーやバス、バイクへと乗り換えている人も多いのではないかと思います。

ガソリンが値上がりすると渋滞がなくなる。そういう意味ではありがたくもあるのですが、一体いくらまで上がるのか…。先が見えなくて不安になります。

それでも、若干の危険は付き物とは言え、安心して毎日を送ることができる自分は恵まれているのだと思う今日この頃です。今回のロシアのウクライナ侵攻で影響を受けているのはウクライナの人やロシアの人だけではなく、こんな遠く離れたグアテマラにだって影響は及んでおり、元々貧しい人たちが更に生活に困るようなことになっていなければ良いのですが。

ブースター接種

Covid-19のワクチン接種、私は8月と9月に日本で2回接種していたので、グアテマラでちゃんとブースター接種できるのかしらん?というのが心配だったのですが、1月にはあちらもこちらも長蛇の列だった接種会場もすっかりがら〜んとしてきた昨今、チャレンジしてみることにしました。

行き先は我が家の最寄りの接種会場。人がいなかったので待ち時間ほぼなしで登録担当の人に「海外で2回接種したんだけれど、ブースター打てますかー」と尋ねたところ、「証明書持ってれば大丈夫!」なんだとか。今すぐ打っていきなよ、と言う雰囲気の担当者に「じゃあまた来まーす」と言ってその場は帰ってきまして、そして本日。今度はちゃんと証明書を持って出かけたのでありました。

9時開場の会場に到着したのが9時半頃。今回もほぼ待ち時間なしで、登録デスクにアテンドしてもらえました。グアテマラのワクチン登録システムは、海外で接種した人でもそう登録できるようになっていて、私もかなり以前に入力しておいたのですが、システムには表示されず。それって結構あるあるらしく、その場で過去の接種分も登録してもらうことができました。

ちなみに、グアテマラで使用されているワクチンはスプートニクV、アストラゼネカ、モデルナ、ファイザーの4種類ですが、1回目&2回目接種についてはスプートニクが21%、アストラゼネカが25%、モデルナが42%、未成年者や特別な事情がある人に使用されているファイザーが12%という割合になっています。

3回目接種に使用されるのは一応アストラゼネカ、モデルナ、ファイザーの3種類なのですが、統計にはスプートニクVを接種している人もいて、その辺りは若干謎ですが、接種可能なワクチンは次の通り:

  • 1回目・2回目がスプートニクV → アストラゼネカかモデルナかファイザー
  • 1回目・2回目がアストラゼネカ → アストラゼネカ
  • 1回目・2回目がモデルナ → モデルナ
  • 1回目・2回目がファイザー → ファイザー
  • ジョンソン&ジョンソン1回 → アストラゼネカかモデルナかファイザー
  • 1回目・2回目がシノバックかシノファーム → アストラゼネカかモデルナかファイザー

ジョンソン&ジョンソンやシノバック、シノファームはグアテマラでは接種していないので、海外で接種した人向けとなります。これって好きなの選べるのかしらん。

それはともかく、ワクチン別の接種状況はこんな感じ。

ワクチン1回目2回目ブースター
アストラゼネカ1,860,6891,428,191404,378
モデルナ2,892,7562,427,663941,296
ファイザー986,388679,453453,772
スプートニクV1,546,4811,193,987129,883
合計7,286,3145,729,2941,929,329

昨日までの統計で(この統計、実際にカウントされるまでになぜか数日かかるようですが)、ブースターを終えた人は200万人弱。最近保健省は通常の接種会場とは別に地方都市を訪れて大規模接種を実施しているようですが、それでもなかなか集まらない模様。

また、以前は「ワクチンがもったいない」ということでアンプル1本分の人数が集まらないと接種しない、というやり方を進めていたので、接種したいという人が1人とか2人だけだと接種できなかったりしたのですね。

でも最近はそれはもうどうでも良くなっていて、とにかく接種を進めろ!(じゃないとワクチンの有効期限も切れてしまうので)ということで、1人でもやってくれるらしいです。

実際、私はファイザーという割と少数派のブースターになるのですが、この日の登録簿を見るとファイザー接種はその時点で私1人。それでもちゃんと接種してくれたのでありました。ありがたや〜。待たないといけないとか言われたらどうしようと思っていたので、助かりました。

待ち時間なくて接種して、その後15分の経過観察。そして接種カードを貰って終了です。トータルで30分かかリませんでした。やっぱり接種は空いている時に限ります。

接種後は体調もそのままだったのですが、夜になって少し熱っぽくなってきた感じ。この程度で済むと良いのですが。2回目接種後は関節痛があったので、この後出てくるかもですねぇ。さて。

マラソン大会

コロナ禍が始まってから、グアテマラシティでよく行われていた5kmや10kmのミニマラソン大会もすっかり姿を消し、私も細々と走る程度の日々を過ごしております。実は、今年3月にアメリカはワシントンDCで行われる桜10マイルの大会には参加資格があり、とっても行きたかったのですが、ちょうど日本に行くタイミングに重なってしまい、泣く泣く断念。

もう一つ、2020年12月にメキシコはカンクンで行われるハーフマラソン大会の10km部門に参加するつもりで申し込んでいましたが、こちらも中止となっておりまして、先日「5月8日にやるよ!」という案内が届いておりました。

しかし。場所はカンクンではなくメキシコ州。メキシコシティでもなくてメキシコ州。多分トルーカかしらん、と思っていたら先日ようやく「ルート決定!」の案内が届きました。

ハーフマラソンと10kmの大会ですが、上のマップはハーフマラソンのもの。そして注目は標高ですよ、皆さん。2592mから2647m…。こんなの走ったら死ぬわ。

カリブ海に面するカンクンだと、夜のレースでした(それでも暑かった)が、標高低いからそういう意味では楽だった…。思ったよりアップダウンあったけれど。普段は標高1900m付近をトロトロ走っている私ですが、2600mは未知の世界です。

ちなみに私の出身地石川県の最高峰である白山の標高は2702m。それに限りなく近いです。そんなところ私にはとても走れる気がしない…。というわけで見送りです。

ちなみにこの大会、ワクチン2回接種及びキット引き渡しの前72時間以内にCovid-19の検査を受けて陰性である必要があるそうです。結構な人が集まりそうですし、やっぱり必須なのでしょうね。

グアテマラでレースが復活するのはいつでしょうねぇ〜。コバンのハーフマラソンもまだ復活しなさそうで、これはやっぱりワクチン接種率が上がらないせいなのかもですねぇ。

私もそろそろブースト接種をしたいと思っているところではありますが。