蚊季

雨季と言えば雨。いやむしろ雨が降るから雨季なんだけれど。

雨が降り出すと出てくるものと言えば、雑草とか虫とか渋滞とかとか。大量な雨が降り始めると、必要だとはわかっていても、ちょっといい加減にしてほしいよなぁと思うのもまた雨ではあります。

さて、雨季になると出てくるものの一つに蚊があります。そんなわけで蚊季。

グアテマラシティのように標高の高いところは比較的少なく、それよりも更に高い我が家付近になるとほぼ見かけません。たまに見かける蚊もひょろひょろ〜と飛んでいて、あんまり血を吸う元気はなさそうです。そうは言ってもそれは見かけだけで、やっぱり種の保存のために死にそうなふりしながら刺してくることもあるのですが。

もちろん海岸地方ですとか低地はこの時期蚊はフツーにいます。蚊だけではなく、それ以外にも刺す虫が多いので、場所によっては要注意。何と言ってもここいらの蚊はマラリア、デング熱、チクングニア熱、ジカ熱といった、多様な病気のウィルスを媒介するのでありますから。

この内、ジカウィルスはアフリカ産であるようですが、2015年にはアメリカ大陸で感染症であるジカ熱が大流行。デング熱ほど症状は重くならないものの、妊娠中の女性が感染すると小頭症の子が生まれる可能性があるとして注意が呼びかけられていました。

そして今年。南米のペルーでジカウィルスに起因すると見られるギラン・バレー症候群が流行しているとか。

ジカ熱とギラン・バレー症候群(GBS)の関連は以前から指摘されており、まだ科学的な解明はなされていないようですが、とにかくジカ熱のあるところでGBSが流行するということが明らかとなっています。リンク先の記事では「今年に入ってから」ということで、南米のペルーは今乾季ですから蚊は減るんじゃないかと思うのですが、それでもこの時期に患者が増えて非常事態宣言をしている。ギラン・バレーの発生は感染から1〜3週間だそうですから、皆5月に刺されているってことなのかしら。。。などとツラツラ思ったのでありました。

グアテマラはこれからが蚊のシーズン。少ないとはいえ、首都でも例年デング熱が発生することからわかる通り、やっぱり気をつける必要があるわけで。マラリアもデングもチクングニアもジカもギランバレーも、流行らずに過ぎてくれるといいんですけれど。

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ゾクリとする話

ネットでニュースを眺めていたら、思わずゾクリとするニュースを見つけました。グアテマラではなく、エルサルバドルの出来事ですが、映画や小説めいていて背筋がヒンヤリする、暑い夏向けの話かも。

エルサルバドルの田舎町に住む若い女性、ここではカルメンと呼ぶことにしましょう。カルメンはまだ両親の家に住んでいますが、特に仕事があるわけでもなく、畑仕事を手伝ったり家事をする毎日。気になる男性はいないわけではないけれど、まだ一緒になりたいと思うような人はいません。

ある日、カルメンのところにサンサルバドルに住む女性がやって来ます。この女性は同じ町の出身だけれど今はサンサルバドルに住んでいて家事手伝いをしてくれる人を探している、気立てが良くて働き者のカルメンがいいんじゃないかという話を聞いてやって来た。カルメンはこの町を出て現金収入を得られるいい機会だと思い、この女性とともにサンサルバドルに行くことにしました。

住み込みでお手伝いさんの仕事を初めて3週間。カルメンを雇った女性は「申し訳ないけれど、事情ができてこれ以上雇えなくなった。でも心配しなくても大丈夫、ちょうどお手伝いさんを探している人がいたので同じ条件で働けるように話をつけてあるから。新しい家へは私が連れて行ってあげる」と言ってカルメンを別の家に連れて行ったのでした。

ところが、新しい家に着くなり、その家の男性からこう言われます。「田舎の家族を殺されなかったら、自分の言う通りにしろ。お前はパブロというヤツと結婚するんだ」。

いきなりそう言われてハイそうですかという女性はいないでしょう。嫌だと言ったカルメンは、身体的、精神的、加えて性的虐待を受け、最終的に男の言う通りにせざるを得なくなったのでした。

この一味は最初からカルメンとパブロを結婚させるつもりでした。パブロには「カルメンはアメリカに住むことのできるビザを持っている、結婚したらお前も一緒にアメリカに住んで金を稼ぐことができる」という嘘八百を並べてその気にさせていたのでした。こうして2人はめでたく結婚。

夫婦となった2人ですが、一味はカルメンに、パブロを生命保険に加入するよう説得しろ、と言います。「アメリカに行きたかったら、やっぱり経済的にもしっかりしている夫婦に見える方がいいから」というわかるようなわからないような理由で生命保険に加入させる。

この後何が起こるのかは言わずもがな。パンディーヤのメンバーがパブロを殺し、カルメンに支払われた保険金はパンディーヤが横取りする。保険金の額は$15,000〜$30,000程度と比較的少額ですが、それなりにまとまった金額であるのもまた事実。

正直言って、保険金をかけて数週間で殺害する、という手口が続けば、保険会社だって何だかおかしいと思い始めるだろうし、そんなに何度も繰り返してやれるような気がしないのですが、エルサルバドルの検察はマラ・サルバトルチャに属するビウダス・ネグラス(英語で言うとブラック・ウィドウズ、某アメコミに登場するヒロインの複数計)の犯行だとしています。カルメンが一味の手を逃れて司法当局に駆け込んだことからこの一味が摘発されたのですが、他にも被害者がいたそうな。

結構手のこんだ手口で、最近のパンディーヤはこんなに手間かけて収入を得ていたのかーと感心すると同時に、最初から保険金払ってもらうために殺すターゲットを選択するのかと思うとぞ〜っとせずにはいられません。

くわばらくわばら。

<参考> “Viudas negras”, el grupo de las pandillas de El Salvador que obligaba a mujeres que casarse con desconocidos para matarlos y cobrar el seguro (エルサルバドルのパンディーヤグループ「ビウダス・ネグラス」、生命保険金を得るために見知らぬ男と結婚させて殺害)

移民の輸出国から排斥国へ

ご存知の通り、アメリカを目指してグアテマラを後にする多くの多くのグアテマラ人がいます。そう言えば先日、メキシコがグアテマラとの国境に派兵して国境の警備強化にあたるとニュースが流れていましたっけ。AMLO(アムロ:アンドレス・マヌエル・ロペス・オブラドール墨大統領)もアメリカの圧力には勝てないってことか、それともここで恩を売っておこうということなのか。どちらにしても、任期が残り約半年のウチのジミーにはどうでもいいことなんじゃないかしらと思っていたらところがどっこい。

昨日、グアテマラでアメリカを目指していた(と思われる)外国人が約125人ほど摘発されたという報道が流れました。なんだまたホンジュラス人…と思ったら、アンゴラ、コンゴ、ハイチ、ブラジルから来た人たち。

ニュースになったのは摘発された、ということよりもこの移民グループが抗議デモをしたという話。何でもとりあえずグアテマラシティの5区にある収容施設に入れられたのですが、キャパが足りておらずにギュウギュウ詰めとなり「暑い」というのがまず一つでしたが、それと同時に「ホンジュラス国境まで送り返すなんていうのは不当だ。本国へ送還するか、このままメキシコへ行かせろ」というのが言いたいことであった模様。

アンゴラですとかコンゴですとか、一体どうやってアメリカ大陸へたどり着いたんだろう、と思わずにはいられませんが、やっぱり中米だけではなく、あちらからもこちらからもアメリカを目指してやって来る人たちはまだまだ存在するのでありました。

もっともこれもトランプ大統領にとっては皆まとめて「メキシコ人」なのかもしれませんが。

そんな主張をされても聞く耳持ってないだろう移民局は、おそらくバスに不法滞在の外国人を詰め込んで、ホンジュラス国境まで送り返すのでしょうね。

送り返された人たちはどうなるんだろう。ブラジルみたいに地続きのところならともかく。

それにしても、このグアテマラが外国人をこのように国外追放処分にしちゃう日が来るとは。びっくりです。

総選挙一週間前

昨日はひとっ走りしてきたら、クタクタにくたびれてさっさと寝てしまいましたとさ。ウサギとカメのウサギがゴール前で眠りこけてしまったのは、ひょっとしたら一生懸命走ってきたからくたびれただけだったんでは。などと思った昨夜でした。

さて、あと一週間で楽しい楽しい総選挙。というわけで、あちらでもこちらでも口約束、空手形の大判振舞が続いているようです。中には現物支給という裏ワザも。

農牧省が支給しているこのQ200のクーポン、「季節的飢餓対策」の一環です。ま、それが悪いわけではないけれど、飢餓対策なら乾季に支給すべきだし、何よりも選挙直前に支給するのはあまりにもえげつないですよねぇ。

このクーポンは商品限定で交換可。

でもねぇ。貧困世帯にQ200って大金で、食料品でQ200も買うことないと思うんですよね。お釣り貰えたりするのかしら。。。回数券みたいにしてあげた方が良かったんじゃ。。。このクーポン、名前と身分証明書の番号が入っていまして、建前としては本人のみ使用可です。ま、でも、抜け道はありそうですけれどもね。

こうして政治がどんどんグダグダになっている一方で雨は局地的にわんさか降りまくり、昨日はソロラやパナハチェルの番でした。

パナハチェルに行こうとすると、通常はソロラの市街地を通らないといけないのですが、敷かれている石畳(コンクリートブロックだけれど)が流されてあらま、というのが上の2枚。下の2枚はソロラからパナへ向かう途中にある滝のところですが、岩やら石やらが落ちてきましたとさ、という写真。ついでに路肩も崩れている模様ですが、幸い人的・物的被害は報告されていません。

あらま。この調子じゃ投票に行けない人も出てきそうな。。。グアテマラは各人が選挙登録を行うのですが、引っ越しした後に投票地を変えるのが面倒だとかなんだとかいう理由で変更せず、わざわざ出生地や昔住んでいたところに行って投票する人も多いです。選挙の翌日の月曜日が祝日になるから皆そうするんじゃないかという気もするけれど。

そう言えば小僧は今回初めて選挙の投票。2年前でしたか、ベリーズとの国境問題を国際司法裁判所にかけるべきかどうかというテーマで国民投票が行われた時には投票していますが、総選挙は今回が初。本命不在の選挙で一体誰に投票するのか、いやいや難しいですが、来週の今頃にはほぼ趨勢が決しているはず。

楽しみなような、怖いような。

雨がざんざん降るようになると、山の緑も濃くなります。

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ほら。

ムシュバル街道からエルサル街道を眺めるとこんな感じ。もっともここは山深いので、年がら年中こんな感じだったような気もするけれど、はて。

ま、山の緑が多少濃くなろうが薄くなろうが、自然は偉大だと思っていればいいのですが、これがこと我が家の庭となると話は変わります。何が困るって、雑草の成長が速すぎる。毎週末にせっせと草取りしているのですが、我が家のうさぎのひたいよりももう少し広いくらいの庭でも全然追いつかないくらいどんどこ成長していきます。

庭で草取りしていると、ウサギのモカがやってきて邪魔手伝いしてくれたり、そこへ小僧もやって来るものの、モカといちゃいちゃしているばかりで全然手を貸してくれず、そんなわけで一人せっせと草取りをするわけです。

それに飽きると花を買って植えてみたり。ただし、花によってはモカに食べられてしまうことも多いというか、この前買ったのはきれいに食べられてしまったので、一株買ってはトライです。

今日買ってきたのはヘメロカリス(ノカンゾウ)。ユリ科は多分ウサギの好みではないだろうと思って買ってきたのですが、今日のところは無事。明日もこの調子で頼むよー。

そうそう、園芸店で見かけたものと言えば、これ。

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きゃ〜ウサギ!なんと園芸店にウサギが三匹。夜間は多分この小屋の中なのでしょうが、日中はドアを開けて放し飼い状態である模様。この写真だと良く見えないですが、坂の下にはPVC管のトンネルが埋められていて、この右側にあるスペースに出られるようになっています。いいなぁ〜。

それにしても、ですよ。園芸店なんてウサギの好きな植物がたくさんあるのに、食べちゃったりしないんでしょうか。もっとも人のいるところに喜んで寄っていくとは思わないのですが、それにしてもまぁ、丸々とした子たちだこと。

花を買いに来たのだか何だかわからないことになってしまったのでありました。いえ、もちろん買って帰ったわけですが。

今日はシェラ

大雨一過のグアテマラシティ、今朝は眩しい太陽が輝く好天で、午後には雨も降りましたがさほどのことではなく、ほっと一息。

しかし、今日はケツァルテナンゴ(シェラ)で嵐が吹き荒れ、雨よりも風の被害が大きかったとか。

こてん。

市街地の木が根こそぎ倒れるって、どんなん。これだけ大きな木だと根っこだって相当張っているでしょうに、風雨のダブルパンチには敵わなかったのでありました。そんな木が約25本。建物の上に倒れたり、車の上に倒れたり、電線切ってみたり、といろいろ影響があったようですが、幸い負傷者は報告されていないようです。

こういうゲリラ豪雨やゲリラ大風、事前にわかれば良いのですが、何しろ超局地的に降ることも多く、こういうのを予想するのは簡単ではないんだろうなってことくらいは予想がつきます。

本来なら、あちらにもこちらにもセンサーを付けて、雨が降り始めたら記録するとかやっていけば少しは傾向がつかめるのかもしれませんが、ここはグアテマラ、そんな暇じゃなくてそんな金あるかいっ!(何しろ火山の噴火活動止まらないし)

こんな次第で、どうやら大雨は持ち回りである模様。明日は一体どこで降るんでしょうねぇ。

水の都グアテマラ

いやまさか、って感じですが、本当だったんです。

ね?道路がすっかり川となり、グアテマラシティはベニスのように水没する運命にあるのでした。標高1500mもあるけれど。

種明かしをすると、今日の午後、激しい雨が降り始め、これなら割とさっさとやむかなと誰もが思ったのでありましたが、時折弱くなることはあってもまた降り続き、こうしてグアテマラシティのかなり広範囲で降り続いていたらしいのでありました。通常は降っても1時間とか2時間くらいなのですが、今回はそれ以上。何でも3時間で260mmの降水量とか。

ゴミは道路に捨てる習慣を持つ人の多いグアテマラで、これだけ大量の雨が降ったために、中米のベニスが出現することになったのですね。

5区のカンポ・マルテ。この道、下から上ってくるとここにたどり着く、つまり坂道なのですがそれなのにこうなの?この風景にはびっくりです。雨が降ると立体交差が水浸しになる、というのは良くある話ですが、今日は川になったことがないようなここですとか、4区とか9区とかがものすごいことになっていて、ひょっとしたら本当にその辺りの降雨量が他よりも多かったのかもしれません。

でもこの状態では路肩も見えないし、この先にある分離帯も見えないかも。危なくて通れない。。。というわけで、しばらく通行不可だったらしいです。

当然のようにその後は大渋滞。お蔭で私も。。。まあ無事に家にたどり着いたんだから良しとしよう。2時間以上かかったけれど。。。

それにしても、雨の中、ずぶ濡れになりながらも排水口のゴミを取り除いていた市の職員は本当にお疲れさまでありました。