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継続は力なり

先週はバタバタと忙しい日が続いていたのですが、加えてテニスのオーストラリア・オープンがあったりして、ついついブログの方は放置になってしまったのでありました。

オーストラリアとの時差があるので、当地では夜から早朝にかけてが試合の時間となり、ラファエル・ナダルの試合なんかはいい時間に始まっても終わるのが翌日、なんてこともあったり。でもつい見ちゃうんですよねぇ。

男子決勝は当地の深夜というか早朝の2時半過ぎに始まるという話だったので、日曜日は起きたらもう試合終わってるかしら…と思ったのですが、6時半くらいに目が覚めてチェックしたら第4セットやってるじゃないですか!というわけで日曜の朝から見ていたわけです。その後外出する用事がありまして、第5セットは見逃したのですが、再放送で見ちゃいました。いやはやすごい試合でしたね…。というかナダルの試合はどうしていつも長いの…。

35歳という年齢で10歳やそれ以上若い選手相手に、フィジカルで負けないナダルはシニアの星ですねぇ。決勝でもメドベージェフに体力で勝っていたくらい。私から見れば35歳なんてまだまだ若いよねって思うところですが、プロのスポーツ選手にとっては30歳以降の1年1年は貴重なのではないかしら。ロジャー・フェデラーなんて40歳ですよ、あなた。キング・カズは私より数年下のほぼ同世代でありますが。

サッカーでもそうですが、以前と比べると、シニア世代の選手が現役バリバリで活躍していることが増えているようで(一方で怪我で若くしてリタイアする選手もまた多くいるわけですが)、若い選手の台頭も楽しみな一方で、いつもと変わらぬシニア選手の活躍もまた楽しく、更に励まされる気がします。

というわけで、今日も一日しっかり仕事してよく食べてよくブログを書いてよく寝る。単調な生活と言えばそうですが、単調でも充実した日々を重ねて行って、ある日ポックリ逝けたらいいですねぇ。

何の話だ。

グアテマラではテニスはお金持ちのおスポーツですので、趣味としてされる方はそれなりにいるのですが、真剣にテニスを職業としてやる人はあまりいないです。現在ATPのランキングに出ているのは1人だけ、ポイント5で1291位だそうですよ。せんにひゃくきゅうじゅういち…。ちなみにランキングに載っているのはどうやら2230選手のようです。この下位クラスって若い選手がひしめき合って、上を目指しているんですよねぇ。

才能とか上を目指すとかというのとは遠い世界にいる私ですが、何よりも健康のため、自己鍛錬のために昨年はかなりサボっていたジョギング、今月は何とか寒さに負けそうになりながらも「とりあえず朝走りに出る」ことが出来ました。週3回で50マイル(80km)というかなり低めの目標ではありましたが、それすら昨年はできていなかったのではじめの一歩としては満足です。

後は続けるのみ。少しずつ、コツコツと1年続けて行きたいですねー。

そう言えば、このブログもコツコツの極みみたいなものだな。続けるのが大変な時もあるのですが、それでも毒にも薬にもならない内容で何とかここまで続けて来られました。

これも一体どこまで続けられるのか…。こちらは先のことはあまり気にせず、一歩ずつ積み重ねて行ければ良いですねぇ。それだけが取り柄のようなブログでもありますからね!

グアテマラ旅行は考え直して

アメリカが世界各国について公表しているトラベル・アドバイザリーですが、24日のアップデートでグアテマラは今までのレベル2(注意喚起)からレベル3(要再考)に引き上げとなりました(こちら)。

理由は「犯罪」と「Covid-19」で、犯罪については特にメキシコとの国境に位置するサン・マルコス県(サン・マルコス市を除く)とウエウエテナンゴ県(ウエウエテナンゴ市を除く)、グアテマラシティ18区、グアテマラシティの南隣ビジャ・ヌエバ市がリスクが高いとされています。

2020年、外出禁止があったりしたお陰で減少した犯罪件数・殺人件数でしたが、外出禁止がなかった昨年はやはり上昇、そして最近は外国人観光客が犯罪被害に遭うニュースが時々流れてきています。しかもアンティグアのような割と安全と思われているようなところでも被害があったりするので、ちょっと嫌な感じ…。

それにしてもこのトラベル・アドヴァイザリー、めっちゃ細かいですよね。

  • ティカルに行く時は空路で。グループ行動を取り、主要なルートから外れないように
  • アティトラン湖に行く際や湖畔の村を訪れる際はちゃんとした業者を使うこと。メインのルートを外れると犯罪被害に遭うリスクが高い。ハイキングには身の安全のために地元のガイドを依頼するべき
  • 太平洋の引き波は強く、救命員が不在であるため、水泳はしないこと
  • バーやレストランでは飲み物を置いたまま席を離れないこと。また見知らぬ人物からの誘いに乗らないこと
  • 公共の場にあるATMを使わないこと
  • 高級な時計や宝飾品といったものを見せないこと
  • 人前で携帯電話を使用しないこと

まだ他にもありますが、中学生の修学旅行的な注意リストがずらり。実際にあったトラブルを元にしているのでしょうが、普通に住んでいる私みたいな人間にとっても気をつけるべき点ではありますね。

とは言え、グアテマラの基準からすると、平常運転かも…。

むしろ、どちらかというと医療面でのリスクの方が気になります。旅行中に病気になるのはそれがグアテマラであろうがどこであろうが、常にリスクではありますが、Covid-19では陽性になってしまうと滞在先に足止めを食らってしまうので余計に大変。

加えて万が一感染・発症となった場合の医療設備には不安がつきまといます。都市部なら設備の整った私立病院もあるし英語を話せる医者もいますが、それ以外では設備もなければ薬もないことも多く、いざとなった時の不安は付き物です。大体観光客が訪れる地域はアンティグアを除いて医療インフラが貧弱なのですよね…。

それにご存じの通り、都市部以外でのワクチン接種率は超低い。都市部と思われるアルタ・ベラパス県のコバン市なんかも実は接種率が低いのだそうで、国内各地、感染リスクは高いのかもしれません。

そういうあれやこれやを考えると、やっぱりこの時期に旅行する国としてはリスク高い。ってのは良くわかるなぁ。何でこのタイミングでレベル引き上げしたんだ?とは思わないではないですが、フツーにリスク高いよな、ってのは納得です。

外国人観光客にどんどんお金を落として欲しいグアテマラにとって、こういう逆風なトラベルアドバイザーは困るんだろうと思いますが、事実だから仕方ないかも。やっぱり治安の改善は言うに及ばず、観光インフラ、保健インフラを地道に改善していかないといつまで経ってもライバル?のコスタリカには勝てるはずもなく。

ただそう言う未来が描けないのもまたグアテマラなのでありますね。それが魅力なような気がするような気もしないでもなく…。

腐敗認識指数

トランスペアレンシー・インターナショナルが毎年公表している「腐敗認識指数」がグアテマラ方面でちょっと話題になっています。

何が話題って、そりゃ相変わらず汚職がすごいですね、っていうことですが。

世界の180カ国について指数を出していますが、このツイートは米州の32カ国を抜き出しておりますが、グアテマラは下から5番目。しかもグアテマラより評価が低いのがホンジュラス、ハイチ、ニカラグア、ベネズエラとさもありなんな国ばかり。ちなみに全世界の180カ国中では150位。得点は25点で、米州の平均点43点そのものが既に成績悪い感じですが、それを更に大きく下回っている堂々の汚職大国なのでありました。

なお、グアテマラは昨年も同じ25点。ここしばらく下落傾向にあったのが横ばいになったのは褒めても良い、のかもしれません…。

日本は73点でウルグアイと同点の18位。例年大体70点台のようですから、こんなもの?どういう評価でこうなっているのかは良くわかりませんが、これ以上改善される様子もなさそうです。

全世界のランキングはこちら。

カリブの国は比較的成績いいところ多いですよね。ラテンアメリカでもウルグアイ、チリなど合格点なところもありますが、全体的にぐちゃぐちゃな赤点野郎ばかりで、いかにもおラテンな感じが致します。そういうぐちゃぐちゃの原因は、結構アメリカだったりするのかもな、って思わないでもないですけれども。

混迷深まるホンジュラス

ホンジュラスの国会は更に混迷の度合いを深めているようです。先日は新議長就任にあたって殴り合いを見せてくれましたが、今度はシオマラ派が自分達の国会議長を選出し、国会が真っ二つになってそれぞれに議長・執行部がいるという想像を絶する状況となっています。

昨年の選挙で新大統領となったのはシオマラ・カストロ(自由と再建の党 : Libre)で、副大統領はサルバドル・ナスラヤ(救世主党 : PSH)が当選していますが、この選挙に先立ち両党の間では「PSHは大統領候補を擁立しない代わりに、副大統領をPSHから出す、国会執行部については要検討」という合意が交わされていたのだそうです。

選挙で当選した両党の議員はLibreが50人、PSHが10人、これにキリスト教民主党 (DC) の1人を加えても過半数には至りません。加えて、事前の合意を不服とするLibreの議員20人が造反して造反議員の1人であるホルヘ・カリシュが野党議員67人+造反議員20人の票を得て議長に選出されたのですが、これに激怒したのがシオマラ派の皆さん。

こうして先日の殴り合いが展開されたのでありました。無法地帯か、ここは。

造反議員20人の内、2人は反省して元の鞘に戻ったそうですが、残る18人はLibreから追放処分となっています。とは言えこれは与党を弱体化させるだけで、誰得かと問われればカリシュ派と手を組んだ最大野党の国民党 (PNH) でしょうねぇ。PNHはまだ大統領のフアン・オルランド・エルナンデスの党でもありますので、Libreからしたら裏切り者と言いたくなるのも当然ではあります。主義主張も全然異なる党ですからね。

だけど、民主主義というのは多数派が勝つようになっているわけで、そこを変えてはいけないと思うのですよ。リーダーたるもの、負けを認めることも必要なのではないかしらん。

シオマラ派は日曜日に「自分達の」国会執行部を選出、国会議長にはPSHのルイス・レドンドが選出されました。

いやでもこれもう何やってるんだか、よくわからない。選出そのものが無効でわ…。

さて、25日にはこの新しい国会が開幕、27日には大統領就任式が行われますが、果たして大統領は就任できるのでありましょうか…。

楽しみなような、怖いような。

殴り合い

今日はグアテマラではなくホンジュラスの話題です。

何やら騒然とした雰囲気ですが、場所は国会議事堂。ホンジュラスでは1月27日にシオマラ・カストロが新大統領に就任しますが、それに先立ち国会議長を決める必要があります。というわけで、本日国会が召集され投票が行われたのですが、128人の国会議員の内、連立で何とか過半数を取っていたはずのシオマラさんの党から造反者が何と約20人!も出て党が決めた候補者ではない人に投票したのだそうです。

結果、その対立候補が当選し、就任式が行われようとしたところで起こったのが上の殴り合いというか掴み合いというか。子供の喧嘩かい。

…もうちょっと色々書きたかったのですが、他のことしてたら時間がなくなってしまいました。

それにしてもですよ。造反者が出るという時点で、シオマラさんのリーダーシップには疑問符がつきますよね。元々シオマラさん本人よりも夫である元大統領のマヌエル・セラヤの姿が見え隠れしていますから、シオマラ支持というよりはセラヤ支持者が集まっているのかもしれません。

本日の議長就任はどうやら就任しきれなかったようで、今週末に再度国会議長を選ぶのだそうです。やり直し、っていう時点でそれどうなのよ、という気もしますが、議長がいないと大統領が就任できないという事情もあり、さっさと決めてしまわないといけないのだそうです。

いやー、やってくれますね、ホンジュラス。ちょっと目が離せない展開となってきました。

チーズ食べ過ぎ

我が家の近くにディープ・ピザ、ピザ生地がタルトの生地のように器の形になっていて、具とチーズをたーっぷり入れられるようになっているのですが、それを扱っているピザ屋さんが数ヶ月前にできました。

ちょっと食べてみようか、ということになって行ってみました。ピザのメニューは2人用と4人用。2人用のピザには1ポンド半だから680gのチーズが使われているとか。てことは半分ずつ食べるとして1人340g、4分の1だとしても170gのチーズってことになりますよね?

実は私、子供の頃から乳製品が苦手で、食べないというわけではないのですが、あまり好きではないのです。何が苦手かというと匂いと味。なのでヨーグルトとかチーズケーキみたいに牛乳臭が少ないものは大丈夫。チーズは匂いが強くなければ大丈夫。ホワイトソースは好んで選ぶわけではないけれど食べることあり。牛乳はよっぽどのことがないと飲まない。個人的には牛乳じゃなくてアーモンドミルク使う派です。

まあそんな感じです。グアテマラでカルシウムを取ろうと思ったら、基本は乳製品。大体皆チーズ好きですしねぇ。そんなこんなでこのチーズたっぷりピザ、結構人気なようです。

この流れおちるチーズ、こってりしていて美味しいです。私にはちょっとこってりしすぎかもですが、美味。ただしやっぱり1/4しか食べられませんでした。小僧は2切れ目にチャレンジしたのですが、途中で挫折。やっぱりコッテリ系って、そんなにたくさんは食べられない気がします。でも美味しい。なかなかに贅沢な味です。お酒が合いそうな味。飲まないけれど。

こうして満足して帰ってきたのですが、大量のチーズなど普段食べることがない私の体がびっくりしたらしく、実はその後腹痛・下痢を起こしてしまったのでした。その後もどうも腸が何となく不穏な感じではあったのですが、数時間で収まったかしら…。

結論:普段食べないものを大量に食べると体が副反応を起こす。

またその内行って、少しずつ体をチーズに慣らしたいですね。子供の頃から苦手な食材でも、克服できる日は来るんでしょうか…。

地響き

何でも16日の日曜日くらいからグアテマラシティのあちこちで地響きが聞こえるという報告が相次いでいるそうです。しかも、地響きがあるという範囲が結構広い。

  • グアテマラシティ(2、3、6、7、11、13、14、15区)
  • ミスコ市(グアテマラシティの西隣、2、4、5、6区)
  • ビジャ・カナレス市(グアテマラシティの南隣)
  • サンタ・ルシア・ミルパス・アルタス市
  • アンティグア市

と言った辺り。グアテマラシティ、ミスコ、ビジャ・カナレスとサンタ・ルシア&アンティグアの間に空間がありますが、この間は山地なんですよね。いや、いずれも1000m以上の高地ですが、この両者の間には峠がありまして、そこでは観測されていない。

ちなみにグアテマラシティの14、15区というのは我が家から近い方なのですが、我が家はそこから更に山地にありますので、ここいらでは聞こえないのかも。ただ、時折突風みたいな、風がブンっ!と窓ガラスに当たるような音が聞こえることがあって、「ん?」とは思っていたりします。ってそれは関係ないか。

地響きと言えば、グアテマラ市民なら思い出すのがこちら。

2007年にグアテマラシティの6区でいきなりポッカリ開いた巨大な穴。この時も数日前から付近では地響きが観測されたという話でしたが、グアテマラシティからアンティグアに至る広大な範囲をすっぽり飲み込むようなシンクホールが開くとは流石に思えず。

それでもやはり多くの人がこの地響きを聞いていることから、17日より災害対策コーディネーター(CONRED)が調査を行なっているそうですが、時間がかかりそうです。気象庁からのデータも合わせて調べるそうですが、何ともなく収まってくれれば一番良いのですけれどもね。

個人的には、トンガの海底火山の噴火のエネルギーがこっち側まで伝わってきているのではないかと思ったり。未だに被災状況の明らかにならないトンガですが、ちょっと見ただけでも物凄い災害だったことが伺えます。まだまだ大変な日々が続くのだろうと思いますが、何とか復興してほしい。

あの規模の大災害を見た後だと、ここいらの地響きなんて大したことないんじゃ…って思ったりもしますが、やっぱり体験していらっしゃる方にとっては切実なのですよね。

こちらも無事でありますように。