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グアダラハラ旅行 III 似て非なるもの

ラテンアメリカ最大の都市圏というのはメキシコシティ都市圏で、人口なんと2012万人。メキシコ第2の都市圏であるグアダラハラとその周辺は443万人でラテンアメリカでは第11位。グアテマラシティの都市圏は420万人でグアダラハラに続く12位となっています(以上Wikipediaより)。

都市圏としての人口はほぼ同じですが、グアダラハラの人口は約150万人でグアテマラシティは約200万人。グアテマラシティの面積は996平方キロですが、グアダラハラは151平方キロですから、人口密度ではグアダラハラの方がかなり高くなります。グアダラハラ都市圏としての面積は814平方キロだそうですから、グアテマラ都市圏の方が面積は大きい。

またグアテマラシティの標高は1500mでグアダラハラは1566mとほぼ同じ。ですが、グアダラハラはアップダウンのないほぼ平らな盆地なのに、グアテマラシティは平らなところもありますが、かなりアップダウンのある地勢(人口密度が低くなる要因かも)。なので、面積は大きくても平らにだーっと広がっているグアダラハラの方が広いように見えたなぁ。。。

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グアダラハラの空港に着陸ちょっと前(小僧撮影)。稜線がくっきり高く見えるグアテマラシティに対し、稜線が遠いグアダラハラ。おまけに山に到達するまでずっと平らに見えますよねぇ。いいなぁ。。。

ついでにどちらもGUAで始まりAで終わるところまで良く似ているというか似ていないというか。グアテマラはGuatemala、グアダラハラはGuadalajaraになります。グアダラハラはスペインのグアダラハラから来た名前だそう。

というわけで、ぱっと見たところ似ているような感じがするのに、でも全然違うこの2つの都市。でもグアテマラシティはグアダラハラをお手本にしているというか、少なくともそのモデルの一つにしているんじゃないかな、と思ったところはいくつかありました。

グアダラハラはスペイン人植民者がやって来た頃に造られた町で、16世紀に建設された(あるいは建設が開始された)建物がいくつも残っています。なので旧市街はこじんまりしているのですが、それでも前世紀半ば頃に道路の拡張工事などが行われており、それに伴って壊された建物も多いでしょうし、街並みそのものはリニューアルされたことになりますが、そのお陰で街並みがすっきりしている感じがします。ダウンタウンは人の住むところというよりは、商業ゾーンになってしまっているようではありましたが。首都であった頃の街並みをそのまま保存し、開発に背を向けるアンティグアとは別のあり方ですが、それはその都市の事情によるものなわけで。

Guadalajara

写真はカテドラル付近。止まっているのは市内観光用のバスです。サンフランシスコのケーブルカーっぽいけれど。3車線と歩道がある道路は明るくてゆったり感があります。車の通行量の多いところは大体3車線以上になっていたような気がします。

Paseo de Sexta

こちらはグアテマラシティのパセオ・デ・ラ・セクスタ。車両通行禁止の万年歩行者天国になっていますが、道路の幅は他の通りでも同じくらいの2車線分。電線は地下に埋設されていますが、建物のひさしが通りを狭く見せている一因となっているのかも。

なお、グアテマラシティは近年の交通渋滞の悪化に伴い、バイクの数が急増しているのですが、グアダラハラではそんなに見かけませんでした。ここはまだそれほど渋滞ないのかしら。