日曜日にエルサル街道を下ってグアテマラシティ方面へと向かった時、何だかガスがかかっているように見えていました。乾季の終わり頃ならともかく、私たちが日本にいた間、さんざん大雨が降っていたというグアテマラがどうして?と思ったのですが、何とこれ、サハラ砂漠から飛んできた砂やら埃やらなんだそうです。グアテマラだけじゃなくて、カリブ諸国、メキシコ湾岸からニカラグア付近一帯に飛んできているらしい。
東の風にのってはるばるグアテマラまでようこそ!
なんて喜んでいる場合じゃなくて、日本の黄砂同様、いろいろとトラブルの元になる可能性もあるのだとか。特に呼吸系の弱い方は健康に害を及ぼす可能性も高く、とりあえず皆屋外での運動は控えよう!という注意報が出ています。
気象庁のサイトを見ていたら、「ダスト予報」なるものが載っているのですが、この予報を出しているのがなんとアテネ大学。アテネ大学ってギリシアのアテネですからね。そんなところで予報をしているのか~。
と何だか感動してしまったので早速そのサイトをググってみました。
SKIRONと題されたこのページ、地中海、中央アジア、大西洋の3つの地域のダスト予報が見られます。こちらが大西洋地域のダスト予報。カリブ海を飛んでる砂が、中米地峡の山地にぶつかったり冷たい空気で落ちて濃度が増しているのかしらん。
低緯度地域は偏西風ではなく偏東風(貿易風)が吹く地域になるのですが、この東風が強い時はエルニーニョは発生しないのだそうで(ラニーニャは発生するかも)、日本は暑い夏になるのではないかしら。ここもカニクラ(雨季の間の晴天続きの日)が長引く予定と言っているので、暑い日が続くのかな・・・。
それにしてもサハラ砂漠って本当にここの真東にあるなんて、全然知らなかったな。